2012-12-20から1日間の記事一覧
まず前回に前編3連をご紹介した散文詩『肋骨と蝶』の後編2連を掲載する。 11.『肋骨と蝶』(後編) 私は沼にそった坂道に、帰りを急いでいた。葺蘆の間から幽かに夕映が輝いて、草王や河骨の花々が、ほのかに煙を立ち上がらせていた。行々子がしきりに騒いでい…
ついに詩集は表題作『肋骨と蝶』にたどり着く。目次4頁・本文54頁のこの詩集で、ちょうど中央の26~29頁にかけて収録されたこの作品は必ずしも詩集最高の一篇ではないかもしれないが最長の散文詩であり、初出「新作家」昭和6年10月号では『肋骨を昇る蝶』が…
モーガンのジャズ・メッセンジャーズへの最終録音は65年5月の「ソウル・フィンガー」で、62年~63年にモーガンが離れていた時トランペットの座についていたフレディ・ハバードとの共演作。すでにウェイン・ショーターはマイルス・クインテットに移籍し、サッ…