人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

入沢康夫

入沢康夫「哀切たるエピローグ」昭和46年(1971年)

入沢康夫・昭和6年(1931年)11月3日生~ 平成30年(2018年)10月15日没(享年86歳) 哀切なるプロローグ ――またしても回り来った年のはじめに―― 入沢康翁 この国では、詩は、今日完全に侮辱されている。 この国では、詩は、今日完全に侮辱されている。 この国では…

入沢康夫詩集『倖せそれとも不倖せ』昭和30年(1955年)より

入沢康夫詩集『倖せそれとも不倖せ』 昭和30年(1955年)6月・書肆ユリイカ刊 日本の敗戦後の現代詩は昭和20年代までは戦前・戦中に自己形成した世代がデビューした時期であり、純粋な戦後世代の登場は昭和30年(1955年)以降になります。その第一人者が谷川俊太…