薄田泣菫・明治10年(1877年)5月19日生~ 昭和20年(1945年)10月4日没(享年68歳) 破甕の賦 火の氣絶えたる廚(くりや)に、 古き甕(かめ)は碎けたり。 人の告ぐる肌寒(はださむ)を 甕の身にも感ずるや。 古き甕は碎けたり、 また顏圓(まろ)き童女(どうによ)の 白…
薄田泣菫・明治10年(1877年)生~昭和20年(1945年)没 「ああ大和にしあらましかば」 薄田泣菫ああ、大和にしあらましかば、 いま神無月(かみなづき)、 うは葉散ちり透(す)く神無備(かみなび)の森の小路(こみち)を、 あかつき露に髮ぬれて、徃(ゆ)きこそかよへ…
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