人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

(1)PiL.'Commercial Zone'-1984

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 パブリック・イメージ・リミテッド(Public Image Ltd.以下PiLと略)の1984年の新作「コマーシャル・ゾーン」は出てすぐ渋谷のタワーレコードがまだ宇田川町にある頃に買った。たぶんパンタかP-Modelのライヴの前後で(パンタはライヴ・イン、P-Modelは屋根裏で月一回演ってた)、この二組は毎月欠かさず見ていたからPiLの同作も輸入盤入荷後、半月以内に購入したと思う。
 いや、購入したのは当時交際していた女性だったかもしれない。ふたりで買って交換しあっていたから、たとえばU2のアルバムなどは彼女の方にいった。PiLやジョイ・ディヴィジョンなんかはこちらが引き受けた。その後LPプレイヤーを処分してしまいほぼCDに買い替えたが、今や「コマーシャル・ゾーン」はバンドの未公認アルバムとして海賊盤でしか聴くことができない。

 PiLはセックス・ピストルズのヴォーカリストとして一世を風靡したジョニー・ロットンピストルズ解散後半年で始めたバンドで、デビュー作は元ピストルズシド・ヴィシャスの恋人殺害・ドラッグ死と前後して発表された。メンバーはジョン・ライドン(vo、ジョニー・ロットン改め)・キース・レヴィン(g,synth)・ジャー・ウォッブル(b)・マーティン・アトキンス(ds)で78年からスタートした。
 今年PiLは20年ぶりのアルバムを発表して話題になっている。デビュー作からリストにしてみた。

1.Public Image Ltd.(First Issue) - 1978
2.Metal Box(Second Edition) - 1979
3.Paris In The Spring - 1980
4.Flowers Of Romance - 1981
5.Live In Tokyo - 1983
6.This Is What You Want This Is What You Get - 1984
7.Album(Compact Disc) - 1986
8.Happy? - 1987
9.9 - 1989
10.That What Is Not - 1992
11.This Is PiL. - 2012

「コマーシャル・ゾーン」Commercial Zone - 1984はこのうち5と6の間、または5の前に位置する。(続く)