人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

意外な子守唄・その他のエッセイ

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

○コメントと断片より

(1)これはたしかマディ・ウォータースのカヴァーで、ぼくの持っているフォガットのベストではライヴ盤からの選曲です。ロンサム・デイヴ亡くなってもう15年近くなりますか。意外にフォガットみたいなブルース/ブギ系HRって赤ん坊の寝かしつけになるんですよ。妻の友人のかたがたでもそうだったと聞きました。オルゴールもいいですが、長女も次女もむずかる時にはこれでイチコロでしたね。

(2)以前記事で触れましたが、60年代の英米ではロックのアルバムは各国独自の編集でリリースされていました。たとえばヤードバーズやアニマルズで言えば、英盤「ファイヴ・ライヴ・ヤードバーズ」1965がシングルや追加録音で再編集され米盤「フォー・ユア・ラヴ」と「ハヴィング・ア・レイヴ・アップ」に、英盤「アニマリスムス」1966が米では追加録音と再編集されて改編「アニマリスムス」と「アニマリズム」の2枚になりました。英米共に内容が統一されるようになったのは66年末~67年初頭で、クリームとジミ・ヘンドリックスが先駆をつけました。ビートルズローリング・ストーンズさえ67年のアルバムで英米統一になったのです(それでもアメリカ盤独自リリースは追加発売されました)。

(3)24時間娘たちのことを考えて心が張り裂けそうな時期もかなり長く続きました。以前書いたのですが、離婚以来初めて次女と電話して、それでフッと苦しみから自由になったのです。4年連続、1~4か月入院して、まだぼくはやれる、という自信をつけて退院してきました。
だから自分のことにさっさと気持を切り替えるのも自然に身に付いた習慣です。少し寂しいことだけど、今のぼくにはそれが大事なのです。

(4)年末になって蒲焼き大安売りに恵まれ(別にぼくだけが、というわけではありませんが)、三日連続で昼食はうな丼、というのも愉快なアクシデントでした(画像参照)。いや、定価の半額で出ているのを買ったから(定価の1200円では買わなかっただろうから)ぼくにはチャンスが与えられたのです。あまりに些細な幸運なので「だから?」と自分でも思いますが、うな丼を三日連続して食べる機会など(別に一食でも良かったのですが)馬鹿馬鹿しくてまずあり得ないとすれば、そういうことで生かされている人生というのもあながち捨てたものではないでしょう。