人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

入院の寂しさ、その他のエッセイ

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(1)ぼくも離婚後は入院5回(うち4回は精神入院)それと刑務所(未決囚監)もあったか、窓から見える景色は切なかったです。街があって、いろんな店があって、電車に乗って帰れば自分の部屋と持ち物があって…(刑務所の時は宿無しでしたが)。喘息を粘虫というのは実感のこもった表現ですね。機嫌のいい猫が喉を鳴らすようにゴロゴロして、思いきり咳き込むと膿でべっとりした痰が出るけどそのくらいじゃ楽にならない。日本でも50年代までは喘息~結核は風土病でした。娘たちには「いつも咳している」パパの記憶しかないかもしれません。

(2)森川義信の屈折した文体は、流派としては意外なところに類縁を見かけます。具体的には初期の伊東静雄、「漆あるいは水晶狂い」以降の渋沢孝輔、後期の黒田喜男と、文体以外に共通点はまるでない詩人たちです。ですが、詩において文体に親近性があることは表層にとどまりはしないでしょう。現代詩の一読者として、これは少年時代からの疑問です。

(3)はじめまして。ぼくも病気療養中の一人暮らしなので身につまされます。ぼくの場合は就労不可能(デイケアや作業所も無理)と診断されて生活保護を受給されている状態ですので(4年間で4回精神入院しました)まだまだ先は長そうです。
漱石「こころ」お好きとのこと。ぼくは日本文学専攻でしたので、2011年7月28日・29日に渡って'「こころ」の真相''「こころ」総論'という記事を載せています(書庫「小説・文学批評」)。褒めてくれた人もいた記事です。よければご覧ください。
このブログは高校生の文芸部みたいな代物ですが作業療法も兼ねて毎日更新しています。またお立ち寄りいただければ幸いです。

(4)アスペルガーなもので言葉の裏がわからず、「細いのが通りま~す♪」の意味、なぜそれが毒舌でそのまま体重談義になるのかわかりませんでした。知らない方がいいこともあるでしょう。ぼくなど他人の毒舌にまるで気づいていないおめでたい人間かもしれません。

(5)血管細いと採血検査でも血が固まりやすいんですよねー、血液成分が潰れて。やっぱり駄目です。血は馴れません。-ところで「およげ!たいやきくん」はKinks:Sunny Afternoon(1966)が原曲、という説があります。反論あるとしても、もう少し知られてほしい説だと思います。