人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

(番外編a)モダン・ジャズの巨人

今回はインデックス編としたい。なにしろこの連載は(39)で懸念だったキャノンボールを済ませて86回に及んだ。なんだか進むごとにひとりのアーティストに回数を割いている気がする。最初はロリンズですら1回、マイルスさえも2回、コルトレーンはさすがに5回、ミンガスとドルフィーは各3回とそれなりにバランスをとっていたのだ。
それが「巨人25」の追加アーティストになると最低3回が当り前になってしまった。ウェイン・ショーター5回はともかくハンク・モブレー5回、ブッカー・アーヴィンに至っては8回と、もはやバランスもへったくれもない。

元々この連載は「モダン・ジャズ名盤500」(音楽之友社・1993)の「モダン・ジャズの巨人25」をひと通り解説し、さらに25人から洩れたジャズマンを追加解説している。
1.チャーリー・パーカー/2.ディジー・ガレスピー/3.セロニアス・モンク/4.バド・パウェル/5.マイルス・デイヴィス/6.マックス・ローチ/7.クリフォード・ブラウン/8.アート・ブレイキー/9.J.J.ジョンソン/10.デクスター・ゴードン/11.ソニー・ロリンズ/12.チャールズ・ミンガス/13.スタン・ゲッツ/14.アート・ペッパー/15.レニー・トリスターノ/16.ギル・エヴァンズ/17.ジョン・コルトレーン/18.エリック・ドルフィー/19.オーネット・コールマン/20.アルバート・アイラー/21.ウェス・モンゴメリー/22.ビル・エヴァンズ/23.ハービー・ハンコック/24.セシル・テイラー/25.ウィントン・マルサリス

さらに筆者の追加は、
26.ジャッキー・マクリーン/27.チェット・ベイカー/28.ケニー・ドーハム/29.リー・コニッツ/30.リー・モーガン/31.ウェイン・ショーター/32.ホレス・シルヴァー/33.ソニー・クラーク/34.ハンク・モブレー/35.ポール・チェンバース/36.ジョニー・グリフィン/37.ブッカー・アーヴィン/38.ホレス・パーラン/39.キャノンボール・アダレイ

と、すでに14人に及んだ。ちなみに元々の25人には39回、追加の14人には47回。日陰の花に陽をあてたい、という気持ももちろんある。
ところが大物ゆえに…という人たちがまだまだいるのだ。それは次回で。