人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

(44a)モダン・ジャズ・カルテット

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The Modern Jazz Quartet:John Lewis(1920-2001,ldr,p),Milt Jackson(1923-1999,vibraphone),Percy Heath(1923-2005,bass),Connie Kay(1927-1994,drums)。ついにザ・モダン・ジャズ・カルテット(通称MJQ)の番がやってきた。デイヴ・ブルーベック・カルテットと並んでもっともポピュラーなジャズ・コンボでありながら摸倣を許さない特異な音楽を作り上げたバンドだろう。結成は1952年、以後一時的な解散期間を挟み、看板ソロイストであるミルト・ジャクソンの逝去まで半世紀の活動を続けた。ロック・バンドでは数十年に及ぶ活動も珍しくない昨今だが、そうしたミュージシャン主体の活動もMJQやブルーベック・カルテットが切り開いた道の上にある。

今回はMJQの前史で、各メンバーのジャズ界への登場を見たい。ちなみにMJQの創設ドラマーはケニー・クラーク(1914-1985)で、この人は他のメンバーより格上のビ・バップ番長だったから初期だけ参加して独立した。彼らの出発点はビ・バップにあった。
Charie Parker & Dizzy Gillespie'Diz'n Bird At Carnegie Hall'47.9(画像1)はジョン・ルイスのもっとも初期の参加作。パーカー(1920-1953)とガレスピー(1917-1993)のクインテットにルイスが起用されていた、という点で重要だろう。

Dizzy Gillespie'The Champ'51,52(画像2)は姉妹盤'School Days'と並んでガレスピーの親分肌を示す貴重なアルバム。51~52年のガレスピーのバンドにはミルト・ジャクソンパーシー・ヒースを固定メンバーにJ.J.ジョンソン、ジョン・コルトレーン、K.バレル、W.ケリー、A.ブレイキーが去来した。

52年にはメンバーが揃いパーカーのバックを勤めたライヴ録音がある。90年代に発掘のBen Webster'An Exceptional Encounter'53(画像3)はエリントン楽団出身の名テナー(1909-1973)絶頂期のラジオ中継ライヴで、ビ・バップ曲を含めた選曲が面白い。