(44a)モダン・ジャズ・カルテット



今回はMJQの前史で、各メンバーのジャズ界への登場を見たい。ちなみにMJQの創設ドラマーはケニー・クラーク(1914-1985)で、この人は他のメンバーより格上のビ・バップ番長だったから初期だけ参加して独立した。彼らの出発点はビ・バップにあった。
Charie Parker & Dizzy Gillespie'Diz'n Bird At Carnegie Hall'47.9(画像1)はジョン・ルイスのもっとも初期の参加作。パーカー(1920-1953)とガレスピー(1917-1993)のクインテットにルイスが起用されていた、という点で重要だろう。
Dizzy Gillespie'The Champ'51,52(画像2)は姉妹盤'School Days'と並んでガレスピーの親分肌を示す貴重なアルバム。51~52年のガレスピーのバンドにはミルト・ジャクソンとパーシー・ヒースを固定メンバーにJ.J.ジョンソン、ジョン・コルトレーン、K.バレル、W.ケリー、A.ブレイキーが去来した。
52年にはメンバーが揃いパーカーのバックを勤めたライヴ録音がある。90年代に発掘のBen Webster'An Exceptional Encounter'53(画像3)はエリントン楽団出身の名テナー(1909-1973)絶頂期のラジオ中継ライヴで、ビ・バップ曲を含めた選曲が面白い。