(44e)モダン・ジャズ・カルテット



次の'Odds Against Tomorrow'59.10(画像2)はユナイト映画「手錠のままの脱獄」(原作はW.マッギヴァーン「明日に賭ける」。白人と黒人の囚人が手錠で繋がれたまま脱獄する、という話)への提供曲をバンド演奏したアルバム(サントラ盤は別録音)。美しいワルツの'Skating In Central Park'という代表曲がまたできた(ビル・エヴァンスとジム・ホールの「アンダーカレント」にも名演がある)。
そしていよいよ集大成ライヴ'European Concert'Vol.1,Vol.2(のち2枚組。60.4。画像3)が制作される。代表曲を申し分なく網羅した選曲で、アルバム一曲目から「ジャンゴ」をかます。いつも「ホテル・カリフォルニア」からコンサートを始めるイーグルスのようだ。
代表曲のライヴ用アレンジも熱気があり、MJQの最高傑作にこれをあげる評者も多い(ディープ・パープルの「ライヴ・イン・ジャパン」のように)。
このアルバムがMJQでは初演となる名曲'Round About Midnight','I Remember Clifford'も名演。パーフェクトの一言に尽きる。