人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

三通の寂しい手紙

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(画像1・伯母からの絵手紙-年賀への返信として送られてきたもの)
「療養中とのこと
どうぞおだやかな日々でありますよう。
貴方のお父様
昨年
ご他界されました。
連絡まだですか。

二千十三年元旦
佐伯和子」

(画像2・伯母への返信)
「なかなか踏ん切りがつかず、遅い返信になりましたが
お許しください。一昨年の暮れに、少し立ち寄ったきり、
実家には顔を出していません。その暮れに、緊急入院(今のところこれが最後です)
したので、年始も、年賀のやりとりもありませんでした。
父の逝去を知ったのも伯母さまからの葉書が唯一で、実家からも
弟からもゴールデンウィークをすぎた現在まで
何の知らせもありません。伯母さまから知らされたにせよそれが
先方の態度(意向、に訂正)であれば、今後も
没交渉であるしかないと思っております。

五月八日
和人」

(画像3・次女への誕生日カード。日付は誕生日)
文音さん
12歳の誕生日おめでとう。
お父さんは今でも文音が生れた時の
嬉しさをおぼえています。
これからもお母さん、お姉さん、
友だちと仲よく暮してください。
プレゼントに同封したカードの使い方は
お母さんに教えてもらってください。
コンビニでお菓子が買えたりするカードです。


お父さんはひとりで元気に
暮しています。
お母さん、お姉さんによろしく。

2013年5月18日 佐伯和人」

簡単な状況の単純な文面ばかりなので解説は不要だろう。もう少し父の逝去の詳細を知りたければ(なにしろ命日や死因すら知らないのだ)伯母が教えてくれるだろう。たがいの電話番号も知らないので、携帯番号とメールアドレスを書き添えておいた。書式はミニ・レター(60円で送れる便箋兼封筒)を使用した。

次女への誕生日カードはQuoカードも同封し、紙も厚手なので窓口に出した。通常料金の80円で済んだ。窓口の若い女性局員がピンクの封筒と宛名を見て「可愛い切手にいたしますか?」とにこにこした。男女の間の手紙でも、生き別れの父が娘に送る手紙ほどデリケートなものはないだろう。いろいろ出してきてくれた切手から、結局いわさきちひろの少女画を選んだ(小学六年生には微妙か)。別れた妻への母の日ギフトはやめておいた。