人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

JAPAN〈アセンブラージュ〉

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JAPANは本国イギリスでは当初まったく認められず、レコード契約もドイツのアリオラ・ハンザというマイナー・レーベルだった。アルバム第三作「クワイエット・ライフ」79がようやく本国でもチャート・イン、翌80年にメジャーのヴァージンに移籍してからは一躍本国でも人気バンドになるが(それまでは日本でのみ大人気という不思議な存在だった)、バンドはすでに円熟期を迎えており、アルバム二作を残して解散する(解散後にライヴ盤とベスト盤を発表)。
初の編集アルバム「アセンブラージュ」はヴァージン移籍後の人気に便乗したアリオラ・ハンザ時代のコンピレーションだが、アルバム未収録曲4曲、別テイク1曲、編集版1曲と、全10曲中6曲がオリジナル・アルバムと重複しない重宝な編集アルバムになった。収録曲は次の通り。

アセンブラージュ〉81年
1.果てしなき反抗
2.ステイト・ライン
3.コミュニスト・チャイナ
4.熱きローデシア
5.郊外ベルリン
6.ライフ・イン・トウキョウ
7.ヨーロピアン・サン
8.オール・トゥモロウズ・パーティー
9.クワイエット・ライフ
10.セカンド・ザット・エモーション

アルバム未収録曲は日本では独自のミニ・アルバムで発売されていたので、日本盤「アセンブラージュ」はバンド解散後に異なる収録曲で発売された。

日本盤〈アセンブラージュ〉83年
1.ライフ・イン・トウキョウ
2.ヨーロピアン・サン
3.セカンド・ザット・エモーション
4.クワイエット・ライフ
5.フォール・イン・ラヴ・ウィズ・ミー
6.イン・ヴォーグ
7.若き反抗(ディヴィエイション)
8.苦悩の旋律

現行盤の日本盤CDはオリジナルの選曲に戻され「欧州オリジナル仕様」とされている。95年にはオリジナル仕様盤+ライヴ4曲・リミックス5曲の二枚組CDでも発売された。ただしこれでもアリオラ・ハンザ時代のアルバム未収録全曲ではないところに問題が残る。