人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

ビリー・ホリデイ13

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前回のおさらい。ヴァーヴ移籍以降に発表されたビリーのアルバムは以下の通り(ヴァーヴ以外は注記)。

(10インチ・アルバム)
1.ビリー・ホリデイ・アット・JATP(46.4/発売52)
2.ビリー・ホリデイ・シングス(52.3,4/52)
3.アン・イヴニング・ウィズ・ビリー・ホリデイ(52.3,4/53)
4.レディ・ラヴ(UA,54.1/54)
5.ビリー・ホリデイ(52.3,4/54)

(12インチ・アルバム)
6.ソリチュード(2,3より選曲/55)
7.リサイタル・バイ・ビリー・ホリデイ(3,5より選曲/55)
8.ジャズ・リサイタル(1の増補盤/56)
9.レディ・シングス・ザ・ブルース(54-56/56)
10.ステイ・ウィズ・ミー(55.2/58)
11.ミュージック・フォー・トーチング(54.5/55)
12.ヴェルヴェット・ムード(55.8/56)
13.オール・オア・ナッシング・アット・オール(56.8/58)
14.カーネギー・ホール・コンサート~ジ・エッセンシャル・ビリー・ホリデイ(57.7/58)
15.アラバマに星落ちて~ソングス・フォー・ディスティング・ラヴァーズ(57.1/57)
16.ボディ・アンド・ソウル(57.1/57)
17.エラ・フィッツジェラルドビリー・ホリデイ・アット・ニューポート(57.7/58)
18.レディ・イン・サテン(Columbia,58.2/58)
19.ラスト・レコーディング(MGM,59.3/59)

録音年月と発売日、レコード番号が錯綜しているので順列が難しいが、10インチ盤は12インチ盤に吸収されたので(4以外)6~19の14枚がこの時期のビリーの録音を網羅する。または46年のライヴである「ジャズ・リサイタル」を除き54年のライヴ「レディ・ラヴ」を採るか、だろう。ヴァーヴとの契約は57年で満了、18と19は古巣コロンビアとヴァーヴの親会社MGMへ1ショット録音されたものになる。「レディ・ラヴ」も「ビリーズ・ブルース」として増補12インチ再発された。
足掛け8年実質7年間で14枚のアルバム、というとこれが健康状態の悪化にあがらうように多作されたことに歌への執念を感じずにはいられない。これをどう紹介すればいいものか。

(続く)