人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

認知症と「もの忘れ」

イメージ 1

これは真面目な記事ですから出典を明記してもいいでしょう。画像に掲載したパンフレットからの、

・もの忘れ'めやす'リスト

―をご紹介したいと思います。このパンフレットはエーザイ株式会社が今年五月発行したもので、調剤薬局で無料配布されています。パンフレット自体は認知症相談サイトの案内で、本人と家族、介護者のための情報と支援を、
・早期発見のポイント
認知症地域支援マップ
認知症の基礎知識
などの項目を分けて紹介してあります。例えば認知症の基礎知識では「単なる『もの忘れ』と認知症の『もの忘れ』との違いとは?」と、言われてみれば的確に答えられる人は少ないと思われます。

このパンフレットの裏表紙に掲載されているのが認知症介護研究・研修東京センター監修による「もの忘れ'めやす'リスト」で、「現在の状態と一年前の状態を比べてください。合計点が24点以下だった場合、まずはかかりつけ医に相談してみるか、最寄りの相談窓口に問い合わせてみることをおすすめします」とあります。「ただし、この結果だけで診断はできません。あくまで'めやす'にすぎません」ともありますが、参考にはなるでしょう。「変わらない」を2点、「多少悪くなった」を1点、「とても悪くなった」を0点と数えます。では。

1.曜日や月がわかる
2.前と同じように道順がわかる
3.住所・電話番号を覚えている
4.物がいつもしまわれている場所を覚えている
5.物がいつもの場所にないとき、見つけることができる
6.テレビのリモコンや洗濯機などの電化製品を使いこなせる
7.自分で状況にあった着衣ができる
8.買い物でお金を払える
9.身体の具合が悪くなったのではないのに、気力がなくなってきた
10.本やテレビの内容がわかる
11.手紙を書いている
12.数日前の会話を思い出すことができる
13.数日前の会話の内容を思い出すのが難しい
14.会話の途中で言いたいことを忘れることがある
15.会話の途中で適切な単語が出てこないことがある
16.よく知っている人の顔がわかる
17.よく知っている人の名前を覚えている
18.その人たちが住んでいる場所や仕事などがわかる
19.最近のことを忘れっぽくなった

―いかがでしたか?筆者は20点未満でした。