恋の悩みを海の深さに喩えた大袈裟なラヴ・ソングだが、BメロなしA/A'=32小節で後半が劇的に盛り上がる大曲の風格がある。
女性ヴォーカルでは一家に一枚のこれだろう。
[Lee Wiley-How Deep Is The Ocean]50.12.12(画像1)
http://m.youtube.com/watch?v=X7xM7aoXzfA
それに較べてグッと苦いがやはり素晴らしいのが、
[Billie Holiday-same]54.4.14(画像4)
http://m.youtube.com/watch?v=0vEum7syn00
器楽ジャズでテナーサックスのバラード演奏を確立したのはこの人。
[Coleman Hawkins Septet-same]43.12.8(画像2)
http://m.youtube.com/watch?v=a4TzyrCiWWM
スタンダード曲の徹底的な解体をやってのけた天才アルト奏者の演奏は、
[Charlie Parker Sextet-same]47.12.17(画像5)
http://m.youtube.com/watch?v=gJbSXFylm98
パーカーの下から独立した若き日の巨匠は抒情的で、
[Miles Davis Quartet-same]52.5.9(画像6)
http://m.youtube.com/watch?v=m4RiyXHzPhM
パーカー崇拝者のバリトン奏者がパーカーの元ピアニストと共演した演奏は、
[Cecil Payne Quartet-same]56.5.19(画像7)
http://m.youtube.com/watch?v=PxcbxKXESjs
ピアノ・トリオ版ならこれに尽きる。
[Bill Evans Trio-same]61.2.2(画像3)
http://m.youtube.com/watch?v=ELpdw331SrA
最後に珍しい動画を。白人アルトの第一人者不遇の時期のテレビ出演だが、不調で気の毒になるのだ。
[Lee Konitz with Bill Evans Trio-same]65.11.1(cf.画像8)
http://m.youtube.com/watch?v=TOUHKk73KgY