人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

通算2500記事!?

先にパッとしない作文を投稿掲載して携帯サイト上の字面を確かめ、投げやり的だがまあいいか、と何気なく書庫欄に目をやると2499件とカウントされていた。2000記事を越えた時にはかなり書いたなあ、という感慨があった。このブログは携帯サイトから利用しているが、携帯サイトからのブログは画像を文中に分散できない、制限文字数が1000文字まで、などの制約がある。だったら毎回1000文字書く方が楽だった。2000記事に達した時は四百字詰原稿用紙5000枚、文庫本なら400pほどのものを10冊分書いたことになる。

このブログを始めたのは重い鬱病状からの回復のためで、日常生活はとにかく静養専念、精神科通院とそのついでの買い物くらいしか外出しなかった。そこで暇つぶしに初めてブログというものをやってみたのでございます。筆者は双極性障害一型だから病相には躁の場合もあるが、躁と鬱は同程度でも躁の方が危険で、統語能力や常識、理解力や判断力は鬱ならば何とか維持できる。本当に重鬱になると完全に意欲を失うし、鬱に躁が混合した病相だと(躁鬱混合と呼ばれる)大体躁の方が鬱を圧倒して理性喪失状態になりかねない。だからなんとか軽い鬱の状態を維持するための生活習慣が必要だった。

最初はそこまで考えたわけではない。鬱の特徴は書記能力が著しく低下することで、それまでは日記をつけていたが紙に筆記用具で文字を書くことが鬱の進行とともに困難になってきた。だが携帯電話でなら長文でも支障なく打てる。
かといって友人知人に毎日長文メールを送るわけにもいかない。だが不特定多数(少数で十分)に宛てた作文なら読むと読むまいとその人次第だし、毎日二本・各1000字というノルマを達成していけば安定した軽鬱状態を保てる。

事実このブログを始める先一昨年春までは二年半の間に四回、30か月中総計10か月も精神病院で入院生活をしていたのだ。ブログを初めてからは40か月になるが急性盲腸炎で二週間入院しているものの、メンタル系の疾患とは関係ない。そして40か月で2500本の作文を書き、四百字詰原稿用紙換算6250枚、内100本は再録や内容重複でも6000枚にはなる。500枚の本12冊分、いやそれより、40か月一度も入院しないためにこれだけ書かなければならなかったことが重要なのだ。