タイトルででかく出てしまったが、毎日一食は麺類という食生活をしていると、結局麺類の王者は鍋焼きうどんなのではないか、という気がしてくる。まず調理器具がそのまま食器というところが良い。しかも使い捨て容器ではないのだからエコがエコがと文句をつけられる筋合いはない。何より猫舌の人間には好きなだけ生ぬるくしても煮立った状態とそう変わりはないところが嬉しい。
生麺もスーパーで三玉98円程度のもので十分美味しい。長ネギと七味、乾燥ワカメと玉子、あと切り落としチャーシューを少々。市販の濃縮つゆをキャップ2杯程度(見当で)。これがただの温麺だったら月見うどんに多少具を添えたにすぎないが、煮込みにすることでまろやかにそれぞれの具から出汁の入り混じった、より深みのある味わいになるのだ。
毎年冬のたびに鍋焼きうどんについては同じようなことを書いているような気がするが、冬なんて良いことは鍋物がおいしくなるくらいだろう。幸い長ネギや白菜が安くなる季節でもある。この冬にはあと2回くらい鍋焼きうどんを讃える作文を載せるかもしれない。