どのクリニックにも足かけ8年お世話になって顔見知りになっているし、それは精神科・内科・歯科・眼科のいずれもなのだが、クリニックでは直接お世話になるのは主治医または担当者の方だけで、プレゼントに人数分といっても直接は関わりないスタッフの方々も人数になるわけだ。そこでどうしてもかたちだけのものになってしまう。
だが処方薬局では実にまんべんなく薬剤師のかたがた全員と関わりあう。以前からここの薬局ではなるべく患者さんとついでの話をする方針があったようだが、昨年薬事法に改定があったそうでさらに確認項目が増えてきた。そんなわけでプレゼントに手を抜けない。女性ばかりの職場に贈るお茶菓子なのだから、それなりにしないわけにはいかない。
とはいえ実際は本当に質素というか、生活保護医療で通院している人間が感謝の気持とはいえ、本当にかたちばかりです、というものになった。毎年これをしないとクリスマスを越せないのだ。それはつまり、新年にまた通院を心置きなく始められないということになる。
1月、どのクリニックも今年最初の通院を済ませて、2015年もこうして在宅入院みたいな生活から始まったな、と思った。1月にもう今年のクリスマスのことを考えるなんて気が早いというより生活感覚がおかしい気もするが、今年のクリスマスにもやっぱりあれやこれやで迷うんだろうな、と思うと今から面倒な気分になってくるのだ。