人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

クリスマスから1か月

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 昨年末のうちに書きそびれたから今さら作文にするが、毎年クリスマスにはかかりつけの各クリニックに、かたちばかりのプレゼントを一年の感謝のつもりで贈ることにしている。中身はお茶菓子で、クリスマス時期にはスーパーなどにもクリスマス用のお菓子の詰め合わせが並ぶから、その年ごとに適当に決める。適当とはアバウトではなくジャストの方の意味の適当で、だいたい各クリニックのスタッフ人数分が個別装になっていて行き渡るくらいの数が詰め合わせてあるのを確認する。ひとつだけ大きいのは処方薬局で、ここは内科と精神科の両方でお世話になっている上に薬剤師さん(全員女性)の人数も多いので人数分にして倍、内容もなるべく喜んでもらえるようなものにする。
 どのクリニックにも足かけ8年お世話になって顔見知りになっているし、それは精神科・内科・歯科・眼科のいずれもなのだが、クリニックでは直接お世話になるのは主治医または担当者の方だけで、プレゼントに人数分といっても直接は関わりないスタッフの方々も人数になるわけだ。そこでどうしてもかたちだけのものになってしまう。
 だが処方薬局では実にまんべんなく薬剤師のかたがた全員と関わりあう。以前からここの薬局ではなるべく患者さんとついでの話をする方針があったようだが、昨年薬事法に改定があったそうでさらに確認項目が増えてきた。そんなわけでプレゼントに手を抜けない。女性ばかりの職場に贈るお茶菓子なのだから、それなりにしないわけにはいかない。
 とはいえ実際は本当に質素というか、生活保護医療で通院している人間が感謝の気持とはいえ、本当にかたちばかりです、というものになった。毎年これをしないとクリスマスを越せないのだ。それはつまり、新年にまた通院を心置きなく始められないということになる。
 1月、どのクリニックも今年最初の通院を済ませて、2015年もこうして在宅入院みたいな生活から始まったな、と思った。1月にもう今年のクリスマスのことを考えるなんて気が早いというより生活感覚がおかしい気もするが、今年のクリスマスにもやっぱりあれやこれやで迷うんだろうな、と思うと今から面倒な気分になってくるのだ。