人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

まずは海老天丼。

イメージ 1

 近所のスーパーで半額見切りのお惣菜を買ってきた顛末は昨日ご報告した。鶏竜田揚げ、厚切りハムカツ、海老の天ぷらだったのだが、半額でも390円になった。定価を考えるとバチが当たりそうで恐ろしい。
 このうち賞味期限がいちばん短いものが海老の天ぷらだったので、乾麺のそばがあるから海老天そばにもできるが、それは年越しそばを食べる時まで取っておく。ではどうするか。海老天丼しか思いつかない。レンジで温めた海老の天ぷらをどんぶりのご飯に乗せて、めんつゆ3倍稀釈(とボトルのラベルに書いてあった)の天つゆをまんべんなくかける。一応これで海老天丼にはなった。
 そうか、天ぷらだから大根おろし三つ葉が合うんだよな。大根も三つ葉もない。長ネギならあるので青い葉先を細かく刻む。まだ足りない気がする。そういや牛丼には紅しょうがと七味とうがらしだな。紅しょうがはないが七味はある。こんなところか。
 やっぱりネギを天ぷらに乗せるのはおかしい気がする。七味とうがらしはスパイスとしては的外れではないが、やはり天ぷらではなくご飯に添えるようにすれば良かったか。とうがらしとご飯が合うのはキムチを思っていただきたい。だがキムチならともかく、粉末状の七味とうがらしを添えるとしたらどうやって添えたら良いものか?
 大根おろしを使うのも小皿に大根おろしを盛って天つゆをかけ、海老天を絡ませながら食べるものだろう。しかし刻みネギと七味とうがらしを小皿で天つゆと合わせてタレとするのは、なんだかあんまり想像もつかない。
 そういう釈然としない気分で海老天丼をいただいたのだが、確か一昨年の年越しそばを海老天そばにした以来の海老天はうまかった。大根おろしには及ばないだろうが、何だかんだ言って刻みネギと七味とうがらしも合う。今回の文章は普段にも増して内容がないが、海老天丼の写真を載せたくて書いただけだからだ。それと献立記事を書くと、例えば内緒コメントで「本格的な海老天丼に刻みネギと七味は乗せません」とか親切にご教示、または忠告をいただくこともある。読者諸賢(生まれて初めて使ったな、この言葉)におかれては、見も知らない初老の独身男がしょぼい食生活を、ありあわせのもので適当に済ますのに不審がおありの方もいらっしゃるのだろうか。
 玉子とじにするのは海老の風味を相殺しそうで避けた。それに玉子にしっかり火が通してあると、「玉子は半熟なのが本格的だと思うのですが」と、これも本当にそうコメントされたことがある。だがしかし、世の中には半熟玉子を食すと即死する男だっているのだ。

 では、次回は厚切りソーハカ丼です。なんだよソーハカ丼て(笑)。