人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

ガールズ&パンツァー 劇場版・ディスク化公式発売日!

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 劇場公開は2015年11月21日の初日に行き、劇場が開く時間に着いたらすでに第1回目の上映は満席(全席指定)、2回目の上映が残席わずかながら席を取れたので観てきました。出てくる時に見るとやはり直後の回は満席で、1回待ち状態が続いていましたね。確か『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』は上映2日目の2013年10月27日(日)、朝から2回目の上映を観たけれど、満席ではなくすんなり席を取れたと憶えています。
 劇場視聴の印象は『[新編]叛逆の物語』ほどではないけれど、1回観ただけでは何がどうなったのか、おおまかな流れはわかるけれど細部まで確認できない場面続出でした。『まどか』も『ガルパン』も最小限、作品から浮かない程度に必要な説明的台詞、映像は入っていますが、視聴者が映像を観て理解できるぎりぎりまで余分な解説は入れずにどんどん映像が展開します。劇場の大スクリーンでは右端で派手なことが起きているのに左端でこっそり次の動きが起きていたりする。劇場公開中にリピーターになる手もありますが、内容はディスク化を待って自宅のテレビでじっくり観ないと十分理解できないな、と楽しみにしていました。

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 通販サイトで予約購入したので公式発売日5月27日の前日昼には配達されましたが(予約割引価格は定価の約3割引とはいえ、月の生計の1割相当になります)、Blu-ray初回限定版仕様の初回限定版特典はよく知らなかったので多少多めの特典映像がついている程度かな、と思っていましたが多少どころではありませんでした。Blu-rayディスク3枚、CD1枚の4枚組です。
●本編Blu-rayディスク/119分
ガールズ&パンツァー 劇場版』
【音声特典】
1)DTS Headphone:X(本編音声)
2)キャストコメンタリー
3)スタッフコメンタリー(水島努 他)
4)ミリタリーコメンタリー(鈴木貴昭岡部いさく、杉山潔、他)
●特典Blu-rayディスク1/101分
【映像特典】
1)新作OVA「愛里寿・ウォー!」(本編後日談)
2)『3分ちょっとで分かる! ! ガールズ&パンツァー』
3)ノンクレジットOP・ED
4)『秋山優花里の戦車講座』
5)劇場特報・PV・CM集(蝶野正洋CM含む)
6)劇伴収録メイキング
7)『大洗あんこう祭2015 イベント記録』
●特典Blu-rayディスク2/123分
【映像特典】
1)『プレミア前夜祭イベント記録』
2)『全国舞台挨拶ツアー記録』
●特典CD・ボコのうた「おいらボコだぜ! 」 歌:西住みほ(CV:渕上舞)、島田愛里寿(CV:竹達彩奈)
【本編・特典映像、封入特典収納ケース】
【封入特典】
1)特製ブックレット(88P)
2)杉本功自選作監修正集(20P)
3)イベントチケット優先販売申込券
4)スマホゲーム「ガールズ&パンツァー戦車道大作戦! 」DL特典シリアルコード
5)「Bandai Visual +」シリアルコード

 映像特典のうち『3分ちょっとで分かる! ! ガールズ&パンツァー』 は劇場公開の時に冒頭で上映された、テレビ・シリーズの概略ですが、劇場ではテレビ・シリーズ未見の人はともかく……という内容でしたので、『3分~』抜きで始まる今回の映画本編ディスクはやっと観るべき形で観られた、という感じでした。映画が「これまでのあらすじ」から始まるのと、ダージリン様の「こんな諺を知ってる?」から始まるのでは来たぞ来たぞ感が違います。
 新作の短編OVAも賑やかな内容で、OVAにありがちなキャラ数人がかけあいやって終わり、といかにもオマケ然としたものではなくて良かったです。この新作OVAはキャスト・コメンタリーともども通常盤の特典映像にも収録されるようで、通常盤でもディスクならではの特典は最小限つけるのは良いことです。

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 作中歌のCDはなくもがな、という気もしますが(1回聴いて終わりならスチール構成でいいからPV仕立てで映像ディスクに入れてくれる方が良かった)、特典映像ディスク2枚で101分、123分というヴォリュームは実に大盤振る舞いで、さらに本編も通常2.0chミックスとサラウンド・ミックスが選べます。デフォルトがサラウンド・ミックスなので注意。通常の装置だと2.0chの方が台詞も聞き取りやすく、ついでに言えばダイナミック・レンジが広いので爆音がすごい。むしろ家庭内観賞用にはナロウ・レンジ・ミックスを作って欲しかったくらいです。また、通常音声で楽しんだ後、キャスト・コメンタリー、スタッフ・コメンタリー、ミリタリー・コメンタリーで映画の裏話やキャストやスタッフによる音声解説つきで鑑賞もできるので、本編ディスク2時間を4回、特典映像ディスク2枚を通しで観るだけで3時間40分と、これでもかの内容です。
 イベント優先申し込み券、スマホゲームの特別キャラ・ダウンロード用シリアルコードはともかく、「Bandai Visual +」シリアルコードというのはスマホ、i-Phone専用アプリをダウンロードして2016年5月27日~1年間いつでもスマホで『ガールズ&パンツァー 劇場版』が観られる(シリアルコード1つにつきアプリ1回・スマホ1機)というもの。これはなかなか嬉しいサービスですが、実際にはディスクもすでに購入済みだし、スマホでがんがん映画を観ていたらパケット喰うのであまり利用しないでしょう。通勤通学の電車内で観たりとか、自分が不要なら友人知人に譲るとか使い方はありますが。
 映画や特典映像の感想はまた改めて作文を書いて載せます。先の年末年始特番で映画の冒頭部分はテレビ放映されましたが、ディスク発売されたからにはあちこちでネット上にアップされては消され、のイタチごっこも始まるでしょう。昨日本編をBlu-rayで観た簡単な感想は、テレビ画面で一望すると確かに全体的な動きはつかみやすい、でもやはり何が画面で起こっているのかわからないところが相当ありました。競技アニメなら実況を入れる、という常套手段がありますが、それをやらずに絵と音で見せているのが長所でもあり、わかりやすさを犠牲にしている部分でもあると思います。