人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

ピープル People - 仏教とロック セレモニィー~ブッダ・ミート・ロック Ceremony~Buddha Meet Rock (テイチク, 1971)

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ピープル People - 仏教とロック セレモニィー~ブッダ・ミート・ロック Ceremony~Buddha Meet Rock (テイチク, 1971) incomplete
Recorded at Teichiku Suginami Studios, Tokyo.
Released by Teichiku Records SL-1368, 1971
Composed by 立川直樹 Naoki Tachikawa & 穂口雄右 Yusuke Hoguchi
Arranged by 穂口雄右 Yusuke Hoguchi
Produced by 立川直樹 Naoki Tachikawa
(Side A)
A1. Prologue - 1:43
A2. Shomyo-Part 1 : https://youtu.be/ANNnXyJdwRg - 12:45
A3. Gatha : https://youtu.be/5z734JSUOYA - 5:16
(Side B)
B1. Flower Strewing : https://youtu.be/sSdp1aAjA5M - 6:45
B2. Shomyo-Part 2 : https://youtu.be/O001_VeD6gI - 5:50
B3. Prayer-Part 1 - 2:18
B4. Prayer-Part 2 : https://youtu.be/IVNwhTWmPOU - 4:35
B5. Epilogue - 2:15
[ Personnel ]
穂口雄右 Yusuke Hoguchi - Organ, Piano, Vocals
水谷公生 Kimio Mizutani - Electric Guitar, Slide Guitar, Acoustic Guitar, Sitar
武部秀明 Hideaki Takebe - Electric Bass, Bass
田中清 Kiyoshi Tanaka - Drums, Percussion
ラリー寿永 Rarry Sunaga - Percussion, Gong
Vocals – Akemi Tomura, Goro Inoue, Kyo Shibata, Maiya Sugihara

(Original Teichiku "Ceremony~Buddha Meet Rock" LP Liner Cover)

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「万博直後の71年、"日本の音楽的ルネッサンス"となった『三保敬/こけざる組曲』『村岡実/ソウル・バンブー』などの問題作が続々と発表されたが、その中にあって突出し世界的に評価されたのが本作。伝説のGS、アウトキャストのオルガン奏者・穂口雄右を中心に水谷公生、アダムスの武部秀明、名パーカッショニスト・ラリー寿永らからなるのがピープルは、ジュリー、ショーケンらによるPYGに比し、実力派メンバーによるスーパーグループだ。立川直樹プロデュース“ブッダ×ロック”のコンセプト、読経のバックでニューロックサウンドが繰り広げられる。最近では、ブレイクビーツ・ネタ、またスピリチュアル盤としてDJたちの羨望の的となった。」(再発CD宣伝資料より)
 本作は廃盤プレミア状態の日本盤CDより通販サイトで輸入盤CDを探した方が安価ですぐ入手できるでしょう。フラワー・トラヴェリン・バンドと並んで世界的に元祖ドゥーム・ロックの古典と見なされているアルバムです。この手の怪作が濫発されて許されたのが'70年代初頭の日本のロック・シーンでした。誰もが時代の徒花と思っていたアルバムがいつの間にか世界中に蔓延していた、そういう中世の疫病のような広まり方をすると予想していた人が当時どれほどいたでしょうか。まじで。