人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

大人のシール貼り

イメージ 1

 自慢にも何もなりませんが私は障害者手帳2級で福祉医療制度で医療を受けている人間で、かつてブログのコメントに「公費で医療受けられていいですね」と医療関係の方(福祉制度のせいで儲からないそうです)から嫌味を書かれたこともあります。たぶん福祉医療を受けるようになる前にはその方よりもずっと長いあいだ高額納税者だったんだぞ、と書いても意味のないことですが、福祉医療を受けるようになってから(緊急入院で年末年始を入院して年越しした時は間にあいませんでしたが)受診クリニック、かかりつけ調剤薬局の方々にせめてこのくらいはと、クリスマスプレゼントに感謝のクリスマスカードと年末年始のあいさつを添えて小さい菓子折くらいはお渡ししています。原則的に福祉医療対象者は医療者との金銭・贈答品授与は禁止されていますし(訪問看護介護士の方にお茶や菓子をおもてなしするのも原則禁止)、市の福祉課担当者の方には役職上無理なのですが、ふだんお世話になっている方々に一年中何もないでは申しわけなく、さすがにお盆やお歳暮までは差し出がましいですが、クリスマスに小さな菓子折程度なら受けとっていただけます(訪問看護の方も真夏は麦茶、真冬はコーヒーでもてなす程度は受けていただけます)。今年はドイツのチョコロールウェハースの詰め合わせにしました。三時のお茶の一回で皆さんで食べきってしまう程度の小さい詰め合わせです。毎年使っていたデパートのギフトコーナーが改装されてなくなっていたので手ずから簡単なラッピングをしました。

 子どもの頃は面白かったシール貼りを淡々と済ませてようやくラッピングを終え、あとは週末のクリスマス前の受診にあわせてお渡ししてくるだけです。こうした小さいことを重ねてまた年が暮れて明ける、と思うと、別れて以来一度も会わず(誕生日とクリスマスプレゼント・お年玉、進級進学祝いは欠かしたことがありませんが、受け取りの返事は一回もなく配達通知が届くだけ)、もう10年が経って来春成人式を迎えそのあと幼稚園勤務に内定の決まった長女、来春高校三年生に進級する次女ともこのまま会うこともなく来年、また再来年(または10年)と続いていくんだろうな、それもありふれた小さなことだな、と思えるのです。