人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

やる気のないラーメン屋

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今どき木造2階建てトタン張り、おそらく住居部分を増改築。干してある洗濯物の量からし核家族、もしくは二世帯住宅かと思われる。
このラーメン屋は今やシャッター通りになってしまった住宅地の中の通りに、かつては商店街だったことを暗示する証拠のようにひっそりと店を開けている。オフィスも学校も近くにはないから客層は不明と言うしかない。この店に出入りする客を見たことがない。
ぼくが小学生の時からこの店はあった。かれこれ40年来営業していることになる。きちんと午前11時には店を開けている。午後の休みを挟んで、午後は10時頃まで営業しているに違いない。
のぼりには「かながわサンマー麺」とあるが、メニューが貼り出されていない上に店内は真っ暗に見える。節電、もしくは客が来れば照明をつけるのかもしれない。
推測するに、これはスリーパーなのではないかとの疑いが濃厚で、きっとスイス銀行の口座に生活費と店舗維持費が振り込まれているに違いない。この町は国内で唯一他国の陸軍基地が置かれている軍事基点でもある。停戦中の国とは限らず、友好国ですらスリーパーを置かないとは限らない。
1000円札1枚握っていけば足りるだろうか、そのサンマー麺。
そもそもサンマー麺て何?