人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

真似句亭日乗(21)離婚事情回想10

(奥様はなぜ告訴したのでしょうか?)
「実際は妻はぼくの躁鬱やパニック発作に手を焼いて保健所に(笑)離婚相談に行っただけで、後は「家庭内暴力があった、でいいですね?」「はい、お願いします」ということだったのです。世の中にはこういうこともあるのですね」
(家庭内暴力はあったのですか?)
「10年間でぼくからは「ちゃんと話をしないか!」と肩をつかみ、おでこをコツンと小突いたことが1回。怒鳴ってしまったことが数回。妻からは怒鳴られること数回、蹴ったり叩かれたりしたこと数回。これで全部です」
(なぜ奥様は刑事裁判になったのに告訴取り下げしなかったのでしょうか?)
「出所後に電話で妻から聞いた話だと、妻は刑事告訴との認識はまったくなく署名を促され、条令違犯が確定したら釈放される-つまり裁判という認識もなく、刑事の取り調べが終れば釈放と思っていたようです。刑事の方では「裁判が確定したので横浜拘置所に移します」程度の知らせをしたでしょうが、妻には「まだ留置場にいたのか」「裁判になったのか」「まだそんなに裁判日まであるのか」というのは寝耳に水だったようです。「だってそんなに長くなるとは思わなかったのよ!」と妻は言いました。告訴取り下げについてはまったく考えなかったと思います。告訴取り下げはぼくとの話し合いを招くからです。妻がそこまで示唆されたかはわかりませんが、留置場の拘置期間に接近禁止条令の60日は過ぎており、離婚したとはいえぼくの住民票は同じマンションにあり、居住権があるわけです。妻が告訴を取り下げる理由は何もありませんでした」
(お嬢さんは奥様に悪口を吹き込まれているのでは?)
「別れた妻はまったく嘘をつく想像力に欠けていましたから、むしろ母の気持を斟酌してパパについて母に同調していたのは長女のようです。「あなたは最低の父親でした」「そんなことはないはずだ」「毎日カレーだったりしたそうじゃないの!あかね、そうでしょ?」(背後で「カレーばかりだったよ」の声)「ほら。娘もそう言っています」
妻も娘たちもカレーが大好物なので週に1回はカレーにしていましたよ。たくさんつくるから2日連続になるかな。喜んで食べてもらっていたものが、後では父親失格の証拠にされるとは思わなかったな(笑)。ぼくは妻や娘たちの大好きなものを毎日料理してきたのに」