人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

私の愛した歌謡曲

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毎回みっちり調べものをして資料的にしっかりしたものを書くばかりが能ではない。このブログは内容よりも毎日更新、しかも制限文字数1000字というのが大事なので、これもテレビ放映の「仮ぐらしのアリエッティ」を見ながら書いているのだ。どう考えても真剣に作文を書く態度ではない(または、真剣に映画を見る態度ではない)。

「ああ、それならしばらく前にうちのデイケアで鑑賞会しましたよ」
訪問看護のアベさん。「無難なところでリクエストをまとめると、もう何回もジブリになっちゃうんですよ。ぼくはナウシカラピュタの区別もつかないんですが。もののけ姫なんか寝ちゃったし」
「ぼくの娘はもののけ姫、好きでしたよ。子供がハラハラする怖さ、っていうのがあるんでしょうね。千と千尋ハウルなんかもそうでしょう。まあ断トツはトトロですが」
「うーん、タヌキと、耳をつまんで、ってありましたっけ?あとサングラスの豚と、火垂るの墓。その辺なら覚えてるんですが」
「不人気作品ばかりか(笑)…まあ誰でも得意不得意はありますから。脳からスルーしちゃうというか。アベさんの場合は相性が悪いんでしょう、きっと」
「何見ても同じに見えますね、ジブリは」
「金魚の話は?」
「寝てました」
「いいんですよ。ジブリは親が子供のあやしつけに使うものです(断言)」
「そういえば」
とアベさん、「仮ぐらしは上映前に妙な議論になっちゃって、30分くらい押しましたね」
「議論?」
「なんだこれは、借家なんてよくあることじゃないか、わざわざ映画にする意味があるのか?と怒り出した人がいたんですよ。その意見をめぐって反対や賛成が飛びかいまして…結局、なかなかユニークなユーモアのセンスがある人だねえ、というところでみんな納得しましたが」
「なるほどねえ」

…というわけでテレビの金曜ロードショーなど見ながら書いていると、話は脱線ばかりでちっとも本題に入らない(ぼくはこの手口を18世紀イギリスの牧師作家ロレンス・スターンの「紳士トリストラム・シャンディの生活と意見」から学んだ)。せめて紙幅があるうちに歌手の名前だけでも挙げておこう。
●写真(上)三輪明宏・金井克子
●写真(中)早瀬優香子弘田三枝子
●写真(下)萩原健一前川清

…あ、アリエッティ終っちゃった。これは印象に残らないぞ