人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

今月買ったCDより

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

月もなかばになると懐に来月までのゆとりができて、妙に宵越しの金をもっているとうっかりヘルスになど行ってしまいそうになるのでやばい。躁鬱病の人間は軽鬱で安定しているかぎり性欲など無縁だが、ひとたび過活動モードに入ると見境なしになってしまうのだ。文字通り動物の発情期と同じ状態といってよい。
過活動。見境なし。そして発情期。…

…続きになにを書こうか悩む。今回はまったく構想なしで書いているのだ。とりあえず一服。
そういえばぼくの文章を「格調高い」とほめてくださったかたがいて、どこが?と思っていたが、今冒頭から読み返してみてなんとなく腑に落ちる(という日本語はないが、腑に落ちないの反対語として)ところがあった。特に冒頭がそうだが、古文の現代語訳みたいな文体なのだ。まさかぼくも枕草子徒然草の末裔だったとは。古文を意識して読み返してみよう。

「月もなかばになると懐に来月までのゆとりができて、妙に宵越しの金をもっているとうっかりヘルスになど行ってしまいそうになるのでやばい」

月、宵、ときてヘルスで落とす。古典文学のパロディをやっている。この場合は江戸狂歌の手法だ。

さて、結局ぼくは危険な金は風俗ではなくコンビニ先払いでネット通販のCDに使うことにした。以下がそれです。

●ポポル・ヴーPopol Vuh/「聖なる賛美」'Seligpreisung'独1973(「雅歌」'Das Hohelied Salomos'1975との2in1)
●アラン・ソレンティAlan Sorrenti/「アリア」'Aria'伊1972('Come Un Vecchio Incensiere All'aba Di Un Villaggio Deserto'1973との2in1)
●イル・バレット・ディ・ブロンゾIl Balletto Di Bronzo/「シリウス2222」'Sirio2222'伊1970

ポポル・ヴーは旧西独のアコースティック・ユニットで、これは全盛期の名作2枚の徳用盤。
アラン・ソレンティは現AOR、元アシッド・フォーク。これは初期の傑作2枚のカップリング。
イル・バレット~はイタリアの伝説的バンド。アルバムはこれと「YS」1972しかない。「YS」はプログレ、こっちは普通のハードロック。
以上、格調高いです(笑)。