人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

ディラン後書き・レノン前書き

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どうもです。最初10曲くらいは面白くてたまらず、訳してみると理解が違うなーと張り切っていましたが、もう限界です。飽きてきました(笑)。
他の重要曲は『ライク・ア・ローリング・ストーン』級の長編ばかりなので(あれは意地で訳しましたが)とりあえず短編の重要曲はほぼ網羅しました。
長編曲も『激しい雨が降る』『メンフィス・ブルース・アゲイン』『ローランドの悲しい目の乙女』『ブルーにこんがらがって』『愚かな風』など重要曲目白押しで心残りです。
小曲もラヴ・ソング優先で社会批判曲『戦争の親玉』『マギーズ・ファーム』やシュールレアリスム(ビートニク)曲『サブタレニアン・ホームシック・ブルース』『雨の日の女』などはつまらないだろう(!)と思い避けましたが、『風に吹かれて』や『時代は変る』、『~タンブリン・マン』『マイ・バック・ページズ』は訳したのでご容赦ください。
アルバム「新しい夜明け」からは1曲も訳してません。嫌いだからです。
-以上、訳者あとがきでした。次はジョン・レノンです。しかも全曲訳詞に挑みます。できるのか(笑)?

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前回のジョン・レノン前書きには未亡人批判の意図はありません。ただ本来ならチンピラの成り上がり歌手が結婚できる階級の人ではないわけで、むしろジョンの立場は財閥家令嬢のヒモでした。政界と財界を動かす権力は夫人にこそありました。

未亡人は「中産階級」と自称しますが、爵位を持たない大ブルジョワという点では正確な認識です。ジョンの庶民的な現実感はこの結婚(夫人は庶民ではない)で遊離はしなかったか?彼はもともと港町の不良少年ではなかったか?
坂本龍一矢野顕子夫妻のように離婚はせず別々に事実婚している例もあります。アーティスト同士の結婚はさぞかし困難なのでしょう。

また、前々夫のイギリス人画家が離婚後京子ちゃんを連れて失踪したまま(たぶん財閥家の親族が隠蔽していると思う。京子ちゃんももう50近いはず)など、金持ちならではのダークサイドがありますね。ジョンの死もそのひとつです。そうしたものに風穴を開けるためにジョンは歌ってきたのではなかったか?

とにかくまったく予備知識のない人でも読める構成にします。誰も知らない詩人やバンドの記事は別にやります。小学生のための偉人の伝記でも手塚治虫ジョン・レノンは入ってますからね。