人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

ジョン・レノン全アルバム(2)

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まず評伝の通り、68~69年のドキュメンタリー・アルバム(ヨーコとの共作)三部作「トゥ・ヴァージンズ」(写真上)「ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ」「ウェディング・アルバム」は音楽作品ではない。
半年後に迫ったビートルズの解散を睨み「平和の祈りをこめて~ライヴ・ピース・イン・トロント」'Live Peace In Tronto'('69.12)が発表され(写真中)、ビートルズ解散前に3枚、「ジョンの魂」後に1枚、「イマジン」後に1枚オリジナル・シングルが発表される(写真下「ジョン・レノンの軌跡」'Shaved Fish''75収録)。「イン・トロント」はラフなR&Rセッションなのでこれも企画盤と見倣し、やっとジョン・レノンのソロ・キャリアと呼べるものがスタートする。まずビートルズ解散末期の3枚は、

●平和を我等に'Give Peace A Chance'('69.7)英2位・米14位
●冷たい七面鳥(コールド・ターキー)'Cold Turkey'('69.10)英12位・米30位
●インスタント・カーマ'Instant Karma!'('70.2)英4位・米3位

ビートルズは70年4月解散。アルバム「ジョンの魂」'John Lennon/Plastic Ono Band'は10月録音、12月発売。その勢いで、

●パワー・トゥ・ザ・ピープル'Power To The People'('71.2)英6位・米11位

を録音・発表する。続くアルバム「イマジン」'Imagine'('71.9)からはタイトル曲が英5位('75)・米3位のヒット。続いて、

●ハッピー・クリスマス(戦争は終った)'Happy Xmas(War Is Over)'(米'71.12,英72.12)英4位・米36位

さらにアルバム「ロックン・ロール」からのシングル『スタンド・バイ・ミー』(ベン・E・キングのカヴァー)B面に、

●ようこそレノン夫人'Move Over Ms.L'('75.3)

この6曲+「ジョンの魂」「イマジン」「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」「ヌートピア宣言」「心の壁、愛の橋」(「ロックン・ロール」は企画盤)に「ダブル・ファンタジー」「ミルク・アンド・ハニー」からのジョン担当曲がすべてになる。把握できましたか?