人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

日記(4月12日木曜/晴れ)桜と皿と

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

月曜が受診日だった。精神科の前に内科に寄って高尿酸血症(今月からこっちになった)の問診と採血。30cc採血されるといつも頭に牛丼一杯のイメージが思い浮かぶ。
半年ぶりに体重計に乗る。75キロ!着衣とはいえ半年で20キロ増。服薬の副作用と鬱続きのひきこもりから来る運動不足の両方が原因だろう。こんな体重になったのは思春期に170センチ・55キロに落ちついて以来初めてだ。
精神科ではだいぶ調子が良いと診断される。「福祉課の担当の人と相談してアルバイトでもやってみたらどうかな」などと言われて、デイケアすら無理なのに(今は以前よりもさらにひきこもってなんとかなっているのに)一足とび以上のことを奨められて混乱する。そうだ、つい先週も幻聴があったんだ。いい忘れてしまった。パニック発作寸前のムカムカも10日に一度くらいある。
アルバイトしたら最初はびくびく、そのうち突然狂暴化するのが目に浮かぶようだ。「うるせーよ!いい加減にしろ馬鹿野郎!」がっしゃーん。

帰宅したらドアポストに書き置きが挟んであった。
「午前9時30分頃訪問しました。担当が変わったのでごあいさつに詞いました。困ったこと等ございませんか?連絡下さい」
伺い、が誤字だ。一服してから福祉課に電話。新担当者のTさんは女性だった。不動産屋の側の事情で契約更新が遅れているが家賃未納はない、と報告しておく。Hさんとの会話だったら「ビーフハート死んでたんですね、こないだの入院中に」という話題も出たところだ。
女性担当者だから困るということは本来はないのだが、生活状況の視察に来られると男性担当者より緊張する。なにしろ基本的に他人と接することができない人間になっている。訪問看護も「男性、できれば歳上」と頼んだくらいだ。
Hさんがぼくの病状込みで話しやすかっただけに、Tさん相手にしどろもどろにならなければいいのだが。とりあえず主治医の「アルバイトの奨め」はまだ伝えないでおいた。

玄関を出ると30秒で桜並木がある。一昨年は3月から5月まで入院していてこの桜は見られなかった。去年の今頃は女性との別れで桜どころじゃなかった。
離婚した年の春は花見どころじゃなかった。もう終っていたんだと思う。
昼食にスパゲッティ。洗い物していて皿を割ってしまった。カレーもパスタもこれ一枚だったのに。
火水木、ひきこもり。