受診日だったのでそのまま精神科へ。血液検査には服薬の血中濃度も依頼してあり、私は前科があるのでγ-Gtpなどにも目が光りますが(実際イエローカードほどの高め)、メンタルの主治医の先生のほうがよっぽど中性脂肪には驚いて、「まずいよこれは。まずこっちから治さなきゃ、バイトもなにもあったもんじゃない」
「そんなにひどいんですか？」
「ひどいもなにも、立派なメタボだよ」
「メタボって、どの辺りがメタボなんでしょう？」
「佐伯さんくらいの年齢になって、1項目でも引っ掛かったらメタボ」
結構おおざっぱな説明だな、とは思いましたが会話は内容よりテンポが大事、
「メタボになってどうなるんですか？肥満するんですか？それとも糖尿？」
「いや、まず考えられるのは脂肪肝」
「ああ、来た」
「今どのくらい飲んでるの？」
「梅酒を3～4日で一升くらいです」
「運動は？」
「買い物だけですね。それも週に2回くらい」
「カロリー消費量が少ないんだな。食欲はあるんでしょう？」
「はい。おかげさまで」
「中性脂肪が高いと、脂肪肝もそうだけど血管がボロボロになる」
「ボロボロですか。次の診察は1カ月後ですが、劇的に下がっているなんて無理でしょうかね」
「いや、劇的に下がる場合もあるよ」
「高尿酸値血症はそうでしたね。なにか日常生活で高中性脂肪を改善する方法はありますか？」
「とにかく運動するんだね。散歩でいいから」
内科より精神科で中性脂肪の話を聞いてきたようなものですが、薬局でパンフレットをもらってきました。中性脂肪の正常値は35～149mg/dL、これが150mg/dLを越えると動脈硬化の原因になり、脳梗塞・心筋梗塞・閉塞性動脈硬化症を引き起こす。
45歳以上・男性・閉経後の女性、および遺伝的体質の人はリスクが避けられないそうです。中年以上全員じゃん。
ちなみに私は552mg/dLでした。立派に異常値越えています。男になった気分です。
