人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

Motherless Child(母のいない子)

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○コメントと断片より

(1)こちらこそ、真剣に向き合っていらっしゃる気持が伝わってくる記事だったので素直に応援のコメントをさしあげたのです。ぼくは躁鬱病の入院がこの5年間で4回、計10か月ありますが、「精神疾患」という脳の病気だけではなく、「優しさ・いたわり・思いやり」を失くしてしまった患者さんを大勢見てきました。人間らしい「たましい」をなくした時に、人は人でなくなるのだと思います。力強く「優しさ・いたわり・思いやり」を持ち続けてください。謙虚に、かつ自信を持って治療を受けてください。あなたはそれができるかただと文章からわかります。ご家族の愛情で優しく支えあえられますようにお祈り申し上げます。

(2)興味おありのアレア(Area)の動画確認しました。イタリア制作の30分のテレビ特番です。77年制作。ライヴ休止が76年、リーダーの死去(白血病)が79年ですから病状は予断を許さなかったのでしょう。この番組の時点では最新作は「呪われた人々」で、遺作「1984」は制作中ですが、デビュー作の曲から始まりアレアの歴史を振り返る内容です。解説はイタリアン・ロック(3)をどうぞ。以下httpです。
(略)

(3)おひさしぶりです。「座敷牢」というのは彼自身の表現で、実際は庭に建てた小屋らしいのですが、精神疾患=隔離(秘匿)=座敷牢、という呼び名が普通に出てくるわけです。彼は小学生の頃に祖父母からお小遣いで数万円の現金を日常的にもらっていたそうですし、土地の風土からも嫁入りしてきた女性を重度の統合失調症(息子すら判別できない)に追い込む土壌があったのでしょう。まるで「サルガッソーの海」みたいに、とは言わぬが花ですね。こうした地域性の強い精神疾患の誘発性も各地方の医師は把握していると思いますが、一般読者向けに書かれた新書判の概説書などにはまったく取り上げられていません。都市型と地方型では明らかに違うでしょう。

(4)ぼくは幸い闇とは無縁の人間ですので申し上げようがありません。失礼ながらむやみに「闇」を連発する女性がブログでは大勢見かけられ、一種言葉のインフレーションを感じます(男はまず使いません)。それは体験のインフレーション、内面化のインフレーションでもあります。