人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

I Wished On The Moon(月に願う)

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○コメントと断片より

(1)ありがとうごさいます。特に鬱屈した気持にも陥らず、落ち着いてすごした誕生日でした。格別めでたい感じもしませんが、亡き母に「ありがとう」という気持でしょうか。ぼくは第一子だから母の喜びもひとしおだったのか、詳細な写真アルバムが残っています。こんなざまでも母は許してくれるだろうかはわかりませんが。

(2)そうですね、男性患者は身分や出自、財産に関する荒唐無稽な誇大妄想が多かったのを覚えています。それから英雄崇拝的な話題を脈絡なく持ち出し(石原裕次郎美空ひばり、松田雄作、ブルース・リー、なぜかYMO)興奮して長い独語をするのも誇大妄想の延長に見えました。
被害妄想が反転して誇大妄想になる、というのは精神医学の概説書にも解説がありましたが、虚言というのは境界的な状態だと思います。双曲性障害と違って、統合失調症の虚言や妄想は認知療法が通用しないのではないか、と、医療スタッフの対応を見ていても思わせられます。

(3)作業所ですが、入院中から程度によって、作業療法程度のところから始めていくところもあるようです。幻聴はなかなか一掃するのは難しいようで、今は無理なく服薬で抑えている段階ではないでしょうか。劇的な改善は病気の性質上難しいのだと思います。
コメントの拙文を紹介いただいて面映ゆいかぎりですが、映画でこんな台詞もありました。亡くなったお母さんが4歳の娘に語りかける言葉です。「生きる喜びを学びなさい」(フランス映画「ポネット」から)。ぼく自身も学んでいこうと思っています。

(4)入院ではいますね、昨日の会話はなんだったんだ、っていう人。それとはやや違いますが、アルコール依存症の入院病棟で男性患者は一切無視(あいさつ一切無視、掃除や作業療法などで会話が必用な時でも無視)という女性がいました。同じテーブルだったので不愉快でした。水商売かな、と思わせる無愛想さがありました。

(5)せっかくの短冊なのに携帯なので全部読めない(PCないんです-笑)。長女が保育園の時に、裏面は「妹とケーキ屋さんかお花屋さんになれますように」、表は「みんなのねがいがかないますように」と書いていたのを思い出しました。「だって、お願いがかなわない子がいたらかわいそうでしょ」と長女。本当にそれが望ましい願いなら…と思います。