人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

不眠症退屈日記(20-07-12,Fri.)

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画像は劇場用映画プリキュア10作記念作品。最初は苦労したが3日かけて9作品までの記事を書いた。なにもいい歳をした中年男が商売でもないのに「プリキュア映画全作紹介」など書いているのは好きで全作を数回以上見ているからだ。特に寝つきの悪い夜には「オールスターズDX」三部作がちょうどいい。見るにつれて眠くなり、見終えると実にスカッとして眠れる。
それにプリキュア映画には傑作もないが駄作・失敗作もない。テレビ・シリーズ視聴者にはどの作品も満足いくものだ。

ドラえもん映画は故人の原作に忠実だし(ドラえもんは短編と長編ではまったく違う。長編でも抜群だったのが判る)、クレヨンしんちゃんの「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」「アッパレ!戦国大合戦」みたいな日本アニメ史上に残る大傑作(どちらも妻は大泣きだった。本当に泣けるのだ。日本が世界に誇れるアニメはジブリだけではない)はプリキュア映画からは出ないだろう。

だがテレビ・シリーズ、劇場用映画、玩具ほか関連商品の総体としてのプリキュア・シリーズというものがある。2~3歳から見始め8~9歳で離れるとしても裕に5年、そしてもちろん女児は次から次へと生まれてくるのだ。

現在中二の長女は再放送のセーラームーンに夢中だったからフィルムコミックを古書店めぐりで買い与え、フリマめぐりやクリーニング店・居酒屋(なぜか)の店頭に吊してある古着のセーラームーンTシャツをあるだけ買い、毎日色違い・柄違いのTシャツで保育園に通ったものだった。
次女は3歳からプリキュアが始まったが(きみは「ふたご星のふたご姫」も大好きで、新しいお家に引っ越した記念にパパが買って来た「シンデレラ」はパパを顎で使って好きな場面ばかり見てたね)もう小学5年生ともなればプリキュアのパンツを穿いて保育園の園庭でキュアレモネード(次女はいつも最年少役を選ぶ)になりきっていたのは遠く記憶の彼方だろう。

実はこれはプリキュア映画の解説記事の心算で書き始めたのだが長女・次女の話になった後は投げてしまった。映画は改めて書く。昨日の18日木曜は激しい雷雨で大荒れの日だった。ぼくが乳母車の長女と雷雨で立ち往生したのもそんな日で、江藤淳はその時浴槽で剃刀自殺していた。次女には世の中に雷ほど怖いものはなかった。
もう朝だ。アベさんの来る日だ。