人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

(8)映画「フレッシュプリキュア!

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シリーズ第2作「May Heart」で玩具売上123億円、次作では60億円と打ち切り検討されるほど低迷したが「プリキュア5」「プリキュア5GoGo!」では105億円を達成し映画も8億円のヒット、新シリーズ「フレッシュプリキュア!」09.2-10.1は放映開始翌月の「映画プリキュアオールスターズDX」が興行収入10.1億円とプリキュア史上過去最高を記録し、どこまで伸びるか(または伸び悩むか)注目されていた。結果的に「フレッシュ」は玩具売上119億円のヒットとなる。

「映画フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」(09.10・監督=志水淳児・東映配給・71分)の前に、テレビ・シリーズについてかいつまんで紹介したい。プリキュア史上でも「フレッシュ」と「ハートキャッチ」は1、2を争うほどドラマ性が高く、しかも女児の支持にも成功した作品といえる。
YouTubeに「フレッシュプリキュア!」を4分に要約した「フレプリのテーゼ」という玄人はだしのダイジェスト作品がある。初期メンバー3人は究極の管理社会・ラビリンスの陰謀と戦っているのだが、東せつなという少女と桃園ラブキュアピーチは偶然の出会いから友人になる。だがせつなはプリキュアを狙うラビリンスの刺客・イース(キュアベリーキュアパインは疑っていた)だった。

これまで女の子同士の友情を描いてきたプリキュアだから、女友達が敵の刺客と気づいたラブは苦悩の末にイースに一対一の闘いを挑み、ラビリンスからの離脱を説得しようとする。イースもまたこれまでの闘いで友情と夢と希望を信じるラブに反発しながら惹かれ始めていた。見守るベリーとパイン。戦闘は互角に終り、ラブとせつなの気持が通じあった時、ラビリンスのプログラム通りイースは絶命し、遺体の回収にラビリンスの一味が現れる。

その時、これまで妖精が予告していた4人目のプリキュアの印がイースの遺体に現れ、イース東せつなキュアパッションとして復活し、かつてのラビリンスの仲間に決別を告げてプリキュアの仲間に加わる。

と書いてしまうといかにもな展開だが、4人目のプリキュアイースというのがなかなか読めない筋運びなのだ。それだけにキュアパッションの登場は知りあいのお嬢ちゃん(5歳)も大喜びだった。
映画の解説がなくなったが、今回はこれまで。(続く)