人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

「毎日14時半点眼の男」その他

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○コメントと断片より

(1)おはようございます。ぼくはその呼称、「暗黒の辻音楽家」は初耳ですが、一応根拠があるだけに揶揄のこもった呼び方だと思います。
ドイツ=オーストリア圏では音楽大国として肩を並べるイタリア、フランスと違って、公務音楽家と世俗音楽家にはっきり分かれていました。宮廷音楽家・教会音楽家などは公務、俗謡・流行音楽家などは世俗音楽家で、辻音楽家とは世俗音楽家のよく言えば自由、悪く言えば最下位にあたる階層です。
しかしシュルツェが辻音楽家ならば徒弟制度・カースト制度も消滅した現在ほとんどの音楽家は世俗音楽家であり、辻音楽家です。それをあえてシュルツェのみを辻音楽家と呼ぶのは次元の低い悪意を感じます。

(2)まだ緑内障ではないが、緑内障の予備軍くらいかな。視野欠損の進行は加齢で仕方ないんで、目薬で進行を遅らせれば生きている内に盲目にはならずに済むだろう。人間という生き物の限界として、長寿になればなるほど盲目に近づくんだ。100歳を過ぎて視力を保っている人はいない。まれに120歳なんて人がいると盲目なのは仕方ないことだよ。生物固有の限界だから、可能な限り進行を遅らせるしかできない。
それで、眼圧を下げるためのこの目薬が1日1回なんだけど、差してしばらくは強烈でね。瞳孔が開いているんだろう。眼球が痛くなるほどひかりが眩しい。
まあ何事も経験だね。何もないよりはずっといい。皮肉なことにね。

(3)目薬の効き目は24時間持続するんだ。そのかわり普通の目薬からは考えられない副作用がある。睫毛や眉毛、鼻毛が太くなり、染み付いた皮膚が黒くなるので余分な分はすぐ拭いて、鼻や喉にも回らないよう気をつけなければいけない。5分くらいしたら顔を洗う。瞳孔が開いてどのくらい眩しいかというと、眼球を握り潰されるくらい激痛で、睾丸を握り潰されるくらい(すまん、女性にはわからないたとえで。身近な男に訊いてみればわかる。絶句されるから)光が痛い。初日は夜に点眼して電灯の灯りに耐えられなかったので翌日からは昼間にさすようにした(その方が部屋の灯りがきつくない。明暗の差があると眩しく感じる、ということだ)。そんなもんさ。これが今後一生続くんだ。ハンドル・ネームを「毎日14時半点眼の男」に変えようかな。こんな笑えない冗談はないな。