Released by Epic Records ESCL 3417, April 14, 2010 (Jp.Album #9)
1. signal (instrumental)
2. goodblue
3. butterfly swimmer
4. future nova
5. 電車、滑り落ちる、ヘッドフォン
6. light prayer
7. after laughter
8. 4:59
9. 駆け抜ける
10. futuristic imagination
11. line
12. パーセンテージ
13. sea-through communication
インディーズにミニアルバム3作(2007年～2009年)、メジャーのエピックからフルアルバム2作(2010年～2011年)を残したバンドのメジャー1作目。エピックからは先行シングル6枚を発売した上のメジャーデビューだったが、タイアップ曲の多さを含めての用意周到さがバンドの命運を分けた観がある。2年契約・アルバム2作というメジャー・レーベルの通例から、このバンドもブレイクを果たせなかった。メジャー1作目になったこのアルバムでは、先行シングル4枚目に出たこの曲が、インディーズ時代の作風から順調な成長を示して優れる。突き放したようなサウンドと媚のない声が良い。
(Original Epic-Records Maxi-Single "light prayer" CD Front Cover)
インディーズ時代のこのバンドはメジャーデビュー以降より無愛想なサウンドにかえって艶があった。トニック(主音)に解決しないメロディ、コード進行もジャズによくあるII→IV進行で主調に着地しないが、この方向性は必ずしも徹底されていないのがアルバム全体を聴くとわかる。インディーズ時代2作目のミニアルバムのオープニング曲は実験性とキャッチーさのバランスが成功した代表曲だろう。
(Original July-Records Mini-Album "air feel, cool swim" CD Front Cover)
