2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧
「まどか」人気をナメていました。昨日はローソンで展開中の新作映画公開記念フェアを紹介しましたが、全六種(五人の魔法少女単体+全員集合)ある景品のクリアファイルのうちせめて全員集合のものは部屋に飾りたい、とひと晩考えて思い、腰痛が治まってから(…
筆者が「隠れた傑作」として上げた三作以外にも、クリスティーは世評に上がることの少ない多くの秀作がある。クリスティーにとってのアヴェレージ作は普通の推理小説作家にとっては優に代表作足りうるものなので、それは最晩年の諸作-「フランクフルトへの…
「劇場版・魔法少女まどか☆マギカ〈新編〉叛逆の物語」公開記念、ということで、近所のローソンにこんなコーナーがいつの間にかできていました。「さやか&杏子わたあめ」105円から始まって2000円の「魔法少女まどか☆マギカ公式ガイドブック」まで、対象商品…
アガサ・クリスティーには「アクロイド殺し」1926、「オリエント急行の殺人」1934、「そして誰もいなくなった」1939、そして生前発表の最終作「カーテン」(執筆1943)1975など一読したら忘れられない「意外な犯人」の設定の極めつけ作品があり、一般にはそれ…
今回の「劇場版・魔法少女まどか☆マギカ〈新編〉叛逆の物語」は、宣伝展開はすごいが具体的な設定・プロット・ストーリーは厳重に伏せられており、Yahoo!映画にも、封切り後も「まどかが概念となった後の世界を描く」「諸事情によりストーリーは掲載できませ…
昨夜は疲れきって眠り(ブログに投稿したあとさらに文章に細かく手を入れたのです)、今朝は起きようとしたら思わぬ腰痛で悶絶しました。「土日の海老名なんか行くもんじゃないよ。新宿並みだもの」と主治医にも言われました。 「そうですね。渋谷とまではいか…
観てきました。面白かったけどほむらが気持ち悪かった(笑)。それと昨日紹介したYahoo!映画の投稿、後のやつはウソじゃん(笑)。今夜訂正記事載せなきゃ。あれはたぶん屈折したファンの冗談です。 杏子の完璧コスプレをしている女の子がいましたよ。気さくにポ…
前回集計した3種のベスト10から(Pはポアロ作品、Mはミス・マープル作品、Nはノン・シリーズ作品。順位はファンクラブ選に準拠)今回はさらに検討してみたい。アガサ・クリスティーの長編66作・短編集20冊からこの18冊が選ばれたのはなぜか? 〈満票〉 そして…
[image:1] 「劇場版・魔法少女まどか☆マギカ〈新編〉叛逆の物語」は、Yahoo!映画には最速上映直後から詳細な投稿が載った。評価は★か★★★★★の極端に分かれる。映像も賛否両論、週替わりの入場特典商法は批判されている。特に詳細な投稿を二編ご紹介する。 (プ…
アガサ・クリスティーの推理小説作品長編66冊、短編集20冊を分類すると、 ○私立探偵エルキュール・ポアロ作品=長編33作・単独短編集4冊・オムニバス短編集4冊 ○素人探偵ミス・マープル作品=長編12作・単独短編集1冊・オムニバス短編集4冊 ○夫婦探偵トミー…
以前にも「魔法少女まどか☆マギカ」(テレビ放映全12話・2011年、劇場版「前編・始まりの物語」「後編・永遠の物語」・2012年)については劇場版の製品化の際にご紹介した。このアニメ作品がテレビ放映されていた一昨年1月~3月には筆者は入院していたので世間…
前回書いた通り、アガサ・クリスティーの推理小説作品は長編66冊、短編集20冊という膨大な数にのぼる。しかも凡作や駄作はない。名探偵ものではないノン・シリーズ作品には際どい失敗作もあるが(普通小説に近い心理サスペンスでは、本格推理小説では適切で効…
『チシマキキョウの群落で』 〈凄い。あの藤。〉男が少女の右肩に手を置いたのは。南の蛇の六倍もある大きなうねりが樅の古木にからまり。そのため樅が斜めにかしいでいるそれを見上げた少女が「まあ!」といって男のバンドにつかまったときからだった。桂や…
アガサ・クリスティーは推理小説作家として66冊の長編と20冊の短編集があるので、愛読者ならベストテン選びをしたくなるのも無理はない。 「クリスティー小百科」にはクリスティーの自選ベスト10と江戸川乱歩選ベスト8、日本のクリスティー・ファンクラブ選…
『死んだ中原』小林秀雄 君の詩は自分の死に顔が わかって了った男の詩のようであった ホラ、ホラ、これが僕の骨 と歌ったことさえあったっけ 僕の見た君の骨は 鉄板の上で赤くなり、ボウボウと音をたてていた 君が見たという君の骨は 立札ほどの高さに白々…
長女は小学校に上ると学童に通っていたので、(その頃には読書好きの少女になっていたので)、夏休みには学童にある本をぜんぶ読んでしまった。 学校の課題に「夏休みに読んだ本」をリストにせよ、というのがあったので、後で自分で清書しなさい、パパがメモす…
朔太郎は新潮社の5巻本旧版全集+人文書院版全書簡集がリーダブルで愛読しています。5巻本全集のうち4巻はエッセイと文学論で天然ボケ満載、さすが大詩人の風格。書簡集も誤字脱字だらけ。入り婿して実家の医院を継いだ妹(画像中は末妹との2ショット。そっく…
画像は1978年11月に早川書房から発行された文庫判32ページの無料パンフレットで、クリスティー作品「ナイルに死す」の映画化作品「ナイル殺人事件」の日本公開のタイアップでクリスティー・フェアを行った、その一環で配布されたものだ。78年11月というとも…
カスパール・ハウザー(1812-1833)についてはご存じの方も多いだろう。1828年ニュールンベルグで徘徊しているところを保護された推定16歳の知恵遅れの少年は鉛筆で自分の名前だけは書くことができ、ポケットからは生年月日と軍隊で預かってほしいこと、それが…
(1) メンタル受診終えて、携帯ショップに向かうところです。主治医に「前のが使えるならそれでいいじゃん」と言われましたが、やはり****さんやアベさんが言う通り新機種、いわゆるガラケーでいいので安心性と保証性の高い確実な機種に新しく買い替えるつも…
五人の魔法少女のうち、最後まで残ったのはこの娘でした。強運なのか不憫なのか(笑)。 (近所のローソンにて)
『秋の夜の会話』草野心平 さむいね ああさむいね 虫がないてるね ああ虫がないてるね もうすぐ土の中だね 土の中はいやだね 痩せたね 君もずいぶん痩せたね どこがこんなに切ないんだろうね 腹だろうかね 腹とったら死ぬだろうね 死にたくはないね さむいね…
これは総合病院のS病院の精神科病棟での話になる。 隔離室は、洋式便器とセンベイ蒲団しかない核シェルターみたいだった。他に例えれば銀行の地下金庫でもいい。こんな密室に閉じ込められ外から鍵をかけられれば、まともな人間ならおかしくなって当たり前だ…
作者・安西冬衛(1898-1965)は日本の二十世紀モダニズム文学を代表する詩人の一人。1919年~34年まで大連に在住しながら、同人誌「亜」「詩と詩論」に参加し、第一詩集「軍艦茉莉」1929は現代詩の古典となった。ご紹介する第三詩集からの一編は一見訳がわから…
ぼくが入院したM市の病院は単科の精神病院で、最寄り駅からバスで45分以上かかる山の中にあった。総合病院なら精神科病棟があっても市街地にあるが、単科の精神病院で規模も数百人となると、立地は陸の孤島みたいな所になる。患者を外界の刺激から隔離して…
(カウンセリングの続き) 「その頃は引っ越してきて間もないから実家によく顔を出していましたが、仕事はまだ決まらないのか、毎日職安行け、なんて言われる。毎日行っても無駄だとわかってもらうない。応募から面接、面接から返答がくるまでにも時間がかかる…
今日は午前中に内科の通院があり、午後はアベさんの訪問看護がありました。内科では、受診前に体重測定すると66.9kg(前回65.5kg)で、着衣での値だから、相変わらず65kgを割るかどうか、というところです。来年50歳の身長170cmの中年男の体格としてはまずまず…
今日も歯科衛生士のヤマギシさん(画像)にクリーニングと検診をしていただいてきました。ヤマギシさんの手際のよさはいつも通りで快適でしたが、やっぱり歯みがきしづらい奥歯が虫歯になりかけのようで、歯茎を突かれたりクリーニングされると少し痛みを感じ…
今日はジャズ記事(あれでもジャズ記事と言えるのだろうか?)はお休みにしまして、15日掲載の短文「祝日のお買い物」でクイズにした、エコバッグの柄(画像1)の正解を発表したいと思います。ちなみに回答者はともともさんひとりでした。ともともさんに拍手。以…
これからご紹介するのはアメリカ本国では中学生ならみんな一度は読む話、ポオの『黒猫』やO.ヘンリーの『最後の一葉』並みに誰もが知る短篇小説とのこと。ならばさぞかし著名作家かと思うのだが、作者はこの一篇のみで名をとどめる凡庸な娯楽小説家だったよ…