人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

療養日記・8月8日(木)快晴

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今朝は継母に起こされた。「ちょっと待って下さい」と服を着て出ると、継母はもう帰っていた。顔をあわせたくないのだな、と思った。ドアノブに袋が下がっていた。ぼくが父の逝去を知っているからには、届けておきたいものらしい。
まず先日誕生日カードをくれた牧師の大川先生の近著(画像1)。父の遺品の聖歌集(画像2)。ここまではいい。Made In Chinaのシールが貼られた、B5判ほどのケースを開けて仰天した。スタンド・壁掛け両用の父の遺影(画像3)だったからだ。まあ父は教会の創設会員で長老でもあったから、10人ほどで始まり現在4000人になった教会でも父を知らない人はいない。先に亡くなった長老たちと並んで父の遺影も教会の壁を飾っているだろう-それにしてもこの遺影、親しい信徒に配られたとしていったい何枚造られたのか。こんなの配られても困るだけだと思うが。

せっかく早起きしたので今日中に契約更新することにした。保証人協会には継母の緊急連絡先の承諾ももらったし、書類も昨夜のうちに書いた。契約更新料は福祉課から出るが二週間後になるので、自費で立て替える。-まず住民票を取る。それから福祉課にまわる。前々任のHさんは親身に相談にのってくれる人だったが、現在の担当者のMさんと談判するしかない。
保証人協会加入料は福祉課からは原則的に出ない、という。これは今まであちこちから聞いた話と違う。
「例外的に、まったく身寄りのない人の場合は認めることもありますがね」
「ぼくも継母とはいえ養子縁組していませんし、父の逝去すら知らされなかったほどです」
「よくある話でしょ」とMさんは薄笑いした。「弟さんはどうですか?」
「縁を切られています。年賀状の返事もきません。もう10年くらい会っていませんし」
「30年も会ってない、なんて人もざらにいますよ。親族なら扶養義務もありますし、改めて頼むくらいの努力はしていただかないと」Mさんは薄笑いのままで、「…まあ扶養拒否されたからもらえてるわけですけどね」

この人は一々揚げ足をとるような言動をするのだ。Mさんが書類のコピーと証明書を取っている間に、Hさんに代わってもらった。公共料金を引くと生活費は3万5千円、そこから保証人協会加入料3万2千円を引くと、とてもその月はやっていけない。どうしたらいいでしょう?
(続く)