人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

テレビで見た映画

10日現在、10月に入ってからテレビで見た映画は7本。本数が多いのでデータは省略する。

ヒットマン(米07)-冷戦終結後はスパイじゃなくてテロリスト養成所が旬か、と先日アンジェリーナ・ジョリー主演「ソルト」(米10)を見て思ったが、これも同工異曲ながらシナリオの単調さでだいぶ落ちる。ヴィデオ・ゲームが原作らしいが…反ロ映画?
●隣のヒットマン(米00)-ブルース・スミスの元殺し屋と恐妻家の歯科医が隣人になったばかりに芽生えた友情を描いたブラック・コメディ。軽い水準作。
●ラストヒットマン(加08)-末期癌の殺し屋が依頼をミスしたばかりに組織に狙われる。主要人物は殺し屋の娘と、主人公を消しに来て逆に弟子になる若い殺し屋の3人だけ。これは低予算映画ながらシナリオと演出が光った。
最高の人生の見つけ方(米07)-ロブ・ライナー脚本・監督、ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマン主演なら面白く…ない。テーマが死だから仕方がないが、お人好し映画になってしまった。
アイアンマン2(米10)-どうこう言う映画じゃないだろう。選曲がなかなかいい。ここでもロシア人は悪役なんだよな。
●アサルト13 要塞警察(米・仏05)-邦題は大仰だが内容は小品。年内限りで閉鎖される片田舎の13分署には警官4人しか残っていない。そこへ大雪で宿を借りに囚人護送車が現れた。囚人の中には暗黒街の大物もいる。午前0時の時報とともに13分署は謎の集団に包囲され、警官も囚人も皆殺しにしようと銃撃してくる。彼らの正体は?13分署の署員は生き残れるか?という、よくできた舞台劇的(いわゆる「三一法」)な犯罪ドラマだった。
●ダブル・トラップ/白い肌の迷宮(加99)-検事から弁護士に転職した主人公は、友人の女性検事に誘われて美術館のオープニング・パーティへ行き、美貌で聾唖のアマチュア画家と知りあう。離婚相談と虐待の事実を知り弁護士は彼女と不倫関係に落ちる。そして情事の最中に帰宅した夫を、主人公は撃ち殺してしまう。死体発見後起訴されたのは彼女で、主人公は弁護士として彼女の弁護に立つ、が…とよくありそうで話の進行につれて謎が深まるシナリオで、最後のどんでん返しでようやくシモーヌ・シニョレ主演のあれ(仏55)だな(シャロン・ストーンイザベル・アジャーニでリメイクあり。米96)とわかる。