人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

11月第2週に見た映画

といっても相変わらずテレビ放映ばかりだが、この他にもYouTubeでPublic Domainの古い日本映画を見ている。はっきり言って2000年代の欧米、日本映画とは同列に語れないほど映像が若々しい。現代の映画の方がそれほど歳をとっている、ということだ(でも期待しないで見るのだが)。

11/4○ナイト&デイ(米10)-トム・クルーズキャメロン・ディアス主演のスパイ・アクション+ラヴ・コメディ映画。他に何も語るべきことがない。トム・クルーズ主演作でもっとも興行成績がふるわなかったというのも納得。普通のOLとWスパイ容疑のFBI捜査官の逃避行、というところから展開に何の意外性もないのだ。俳優に魅力はあるのに、それでは仕方ない。
11/5○スリー・リバース(米93)-孤立しながらも連続少女殺害事件の犯人を追う刑事(ブルース・ウィリス)。地味な小品だがなかなか先の読めない筋で、悪くない。ブルース・ウィリス、華がなさすぎ。
11/6○インソムニア(米02)-犯人逮捕に向かって相棒を誤射し、犯人に証拠の捏造を脅迫される老刑事(アル・パチーノ)。これも小品だが密度の濃い展開。パチーノの老いぼれぶりが情けなくて良い。
11/7○メダリオン(香港・米03)-ジャッキー・チェン演じる刑事が超人的パワーの源となる秘宝メダリオンの受講後継者の少年を守る話。これも小品なんだよな。刑事ものとは低予算映画の企画になるのか?
11/8○刑事ニコ・法の死角(米88)-スティーブン・セガール出世作だが面白くない。どうもセガール主演作は単調な作品ばかりで集中が続かない。永遠のB級役者はいつの世にもいる、ということか。
11/9○ヱヴァンゲリヲン新劇場版「序」TV版(日07)-オリジナル98分を実質80分弱に圧縮した分、解りやすくなった面と物足りない面、解りづらい面が出た。全体にTVシリーズより暗い画面が多く、やや見づらい。敵の造型はよりおぞましく、さすが。「序」クライマックスの「ヤシマ作戦」は画面が暗く演出も凝りすぎてTVシリーズを見た人じゃないと何が起きたのか判らないかも。とりあえず「序」は丁寧なリメイクといった感じ。

結局先週は「ヱヴァンゲリヲン」が一番面白かった。まあそんなところだ。