人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

通院日記(11月12日月曜・曇り)

昼間にテレビで映画を見るのはいいが、晩の放映を見ると寝つきが悪くなる。昨晩は「三銃士・王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」というのを退屈しのぎに見たのだが、退屈しながら見ても脳の刺激にはなるようだ。
今日の受診は精神科と内科。精神科予約時刻のぎりぎりまで寝る。朝方5時過ぎまで眠れなかったから眠くて仕方ない。

それと、以前F病院に入院した時知りあったKくんから3,000円借りる約束があった。実はつい一週間前に生活扶助の支給があったばかりなのだが、保存食品や煙草を余分に買い込み、新しいジーンズが予定より高くつき、金券ショップで別れた妻子へのクリスマス・プレゼントを各種やや張り込んだら(古本と中古CDもいくらか注文した)、電話代が足りなくなってしまったのだ。
「福祉課を通して、社会福祉協議会から借りるしかありませんね」と訪問看護士のアベさん。さっそくアベさんの前で電話したが、「自分で何とかしてください。社協に紹介もできません!」と、にべもない。アベさんもぼくも黙りこんでしまった。
「そういう人なんですね」とアベさん。「Hさん(前の担当者)だったら…」とぼく。「ぼくも今そう考えてました」とアベさん。「Hさんはぼくが障害者補助金打ち切られる前から担当でしたしね」と、ぼく。そうなると唯一の友人に頼んでみるしかない。
社協から借りれないの?おれ何回か借りたよ」とKくん。「おれの担当者が承諾しないんだよ」「3,000円くらいなら貸せるよ」「ありがとう。電話代は足りる」まあKくんには以前50,000円ほど貸して3年かけて返してもらったこともある。「おたがいさまだしね」とKくん。

「それで生活の方は足りるの?」と主治医のK先生。「…電話代優先で、残りは1,000円だから週に2、300円ですね」
「それで足りるの?」とますます主治医は情けなさそうな顔になった。
「保存食が1か月半はあります。食料は足りていますから」
「また一昨年みたいに本やCD売ったりしないだろうね?」と不安げに主治医。
「あれ始めると本当に躁になりますからね。それに大してお金にならないし」

内科では検査用採血。8ccの採血は8秒かかるのがわかった。Kくん、わざわざぼくの町まで届けに来てくれる。彼は午後から作業所。銀行に電話代引き落し分ぴったり入れて、電話会社に料金再確認。やれやれ。