人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

誕生日前夜なのに

昨夜から小雨がパラつく天候。どちらかというと夜に降り、米軍基地の花火大会をおシャカに…といっても土曜日とかに繰り下がるだけなんだろうな。思い出してみたら、7月4日~7月5日の雨降りは一度もない。大したものだ。
それに自分にとってわずらわしいとは言え、大勢の人たちが楽しみにしている催しの中止を願うのはよくないことだ。あまり幸福ではない人間が幸福な人たちを呪うような連鎖に与してはいけない。ぼくにはぼくの幸せがあるはずだ。

昨夜はブログ記事を送信しても載らない、という事故が発生し、何度も携帯設定を確認して再送信しても駄目。その間蔵書から再読したい本を探し出したりし、午前二時に再送信して確認するとそれまで載らなかった同文の記事が十数件載っている。アクセス数も25人を越えていた。さぞかし異様に見えただろう。同じ記事が十数件も!並んでいるのだから。

やはり午前零時に更新したのはエラーだったようで、午前一時以降のものが残っていた。幸い例によってコメントはなかったのでいちばん古い時刻のものだけ残して削除した。これが面倒くさいのなんの、選択→一斉削除できたらいいのに。ぼくはブログ歴二年を越えたばかりだが以前も一度同様なことがあった。ブログ側のサーバー異常が原因だと思う。

蔵書からは、オーネット・コールマンのCDを聴きながら、ドリュ・ラ=ロッシェル、アンリ・モンテルランやジャン・ジロドゥなどフランス20世紀30年代の作家の著作を探したが、半数は出てきて半数は紛失(売ったのか、紛れて出てこないのか)していた。ドリュなんか思い入れがあるので、代表作の「空っぽのトランク」「奇妙な旅」「ジル」は見つかったから、紛失した「女たちに覆われた男」「ゆらめく炎」「夢見るブルジョワ娘」なんかはまた買い直しだ。
どんな作家かというとシュルレアリズムから出発し、シュルレアリズムの共産主義化に伴って袂を別ち、フランスのブルジョワ文化を批判する小説家になった。だからドイツがフランスを侵略した時には文化の再構築の望みをかけて対独協力者になり、終戦後は戦犯追及され、青年時代に多くの友人が自殺したように睡眠薬を過剰摂取しガス自殺した。

誕生日記事なのにこんなのでいいのだろうか(笑)。祝辞をくださったかたがたにお礼を申し上げる。では、今日も良き日になりますように。