ビリー・ホリデイ19

ヴァーヴ社の宣伝戦略の誤算とは、56年にビリーが新聞記者に口述したスキャンダラスな自伝「奇妙な果実(原題＝レディ・シングス・ザ・ブルース)」の発売に伴い同題のアルバムを制作し、自伝の朗読と代表曲の回顧からなるコンサートを行い、ライヴ盤にもして彼女を悲劇のヒロインに仕立て上げたことだ。これはビリーを一躍有名スターにするとともに真摯なファンの反感を買い、おりしも彼女の声は往年の艶を失いつつあった。
今回と次回で19歳から44歳までの彼女の歌唱映像をご紹介する。まずは芳紀19歳のビリー様のお姿。
[Short Film'Symphony In Black'inc.Billie Holiday Sings'Saddest Tale'with Duke Ellington Orch.]
'34.12
http://m.youtube.com/watch?v=3a_QEjOZrcI&client=mv-google&hl=ja&guid=ON&gl=JP

次に20代半ばのビリー様。すでに歌姫の貫禄がある。
[God Bless The Child]
prob.early '40's
http://m.youtube.com/watch?v=U-3O-X6UUpY&guid=ON&client=mv-google&gl=JP&hl=ja

巨匠と共に主演映画も一本残している。
[The Blues Are Brewin'(with Louis Armstrong)]'46-from Film'New Orleans'
http://m.youtube.com/watch?rl=yes&v=x6RwSsHSIfs&client=mv-google&hl=ja&guid=ON&gl=JP

今回はアラサービリー様の名唱で区切る。ここまでが円熟期ということになる。
[Travelin' Light]prob.late'40's-early'50's
http://m.youtube.com/watch?v=-dX0pdsLVb0&guid=ON&client=mv-google&hl=ja&gl=JP

(続く)