人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

(11)映画「オールスターズDX3」

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プリキュア映画第10作記念作品・「オールスターズDX」三部作最終作「映画プリキュアオールスターズDX3 未来に届け!世界をつなぐ☆虹色の星」(11.3・監督=大塚隆史東映配給・70分・興行収入10.2億円)はDX2の制作段階から企画されていたもの。個別の歴代プリキュア映画を総合して「オールスターズDX」は3作完結のシリーズとなっており、今回は「ハートキャッチ」途中参加のサンシャイン、ムーンライトにこの年2月から放映の新シリーズ「スイートプリキュア♪」(スイートはSuite=組曲)のキュアメロディキュアリズムが加わる。最初の一斉変身では敵に、
「いつの間にやらすごい数だなプリキュア
と呆れられる始末。
「えーと、何人?」(ミルキィローズ)
「21人(笑)!」(ドリーム)
と、人数が多いだけ会話も掛け合い漫才的に簡潔。

冒頭の舞台は大型ショッピング・モールで、ここで妖精猫ハミィとはぐれたスイートのふたりはキュアマリンのファッションショーの観客席に勢揃いしていた歴代プリキュアたちと知り合う。「何その喋る猫?ひょっとしてあんた達もアレ?」「え~と、なんのことですかあ?」「まあこれだけいるんだしね」
その時突然歴代映画の妖精界の住民と建物がショッピング・モール中に降ってくる。さらに歴代映画のボスキャラ(改心したサラマンダー男爵ら含む)たちが復活し手を組んで、妖精界と人間界を結ぶ奇跡の花プリズムフラワーを枯れさせ、最大のボス・ブラックホールに世界を支配させようと来襲する(ここでブラックホールは歴代プリキュアすべての敵組織の邪悪なエネルギーが宇宙で融合し、DX前2作のフュージョン、ボトムもブラックホールの産物と説明される)。
変身したプリキュアたちは敵の作戦で3つの異世界にバラバラに飛ばされ、1.リーダーチーム、2.パートナーチーム、3.個性派・途中参戦チームとキャラが被るため苦戦を強いられる。

固有名詞が多くてあと200字しかない。ようやく全員合流して手下はすべて倒したが、ブラックホールのパワーは強大で全員変身解除。だが妖精たちとの別れを覚悟でプリズムフラワーの最後の力で変身し総力を結集する。
EDロールは歴代シリーズの回想。だがその後ハッピーエンドが描かれる。やはりそうじゃなくちゃね。(続く)