人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

More Than You Know(知るよりも)

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○コメントと断片より

(1)離婚を機にLPを処分しましたが、400枚売れて400枚残りました。畳一畳分のLPラックに眠っています。
ファーズの「ラヴ・マイ・ウェイ」とリ・フレックス「ポリティックス・アンド・ダンシング」をご存知とは驚きました。日本盤が出ていたのも初耳でした。言われてみればラジオで邦題「危険なダンシング」と呼んでいましたね。
同じ頃一発屋アメリカのNWバンドいくつかありましたね。ウェイトレスとかレッド・ロッカーズ、「トーキング・イン・ユア・スリープ」はなんてバンドだったかな?そうそう、それに当時はサントラLPが流行りましたね。
別れた妻もガンダムのサントラとか処分せず持っていました。音楽は井上大輔(忠夫)ですが、ぼくがクリムゾンのサード「リザード」聴いてたら「これ聴いてみて」完全パクり曲(しかも巧妙)があって驚きました。クリムゾン・ファンでも知らない人多いんじゃないかな、と思います。

(2)「トーキング・イン・ユア・スリープ」はザ・ロマンティクスでしたか。ご教示ありがとうございます。-なぜか70年代初頭のデンマークスウェーデンハード・ロック先進国で、ブルース・アディクツとハーディ・ガーディはデンマークの2大アイテムになっています。アディクツはセカンド完成直前にスタジオ火災が原因で解散、という悲運のバンド。この曲はファーストのオープナーですが、クールな変拍子がたまりません。
ハーディ・ガーディはクリーム~エクスペリエンス系トリオですがあえてダビングを避けジャズ・ギター由来のアレンジで緊張感のあるサウンドに成功しています。ヴォーカルがジム・モリソン似なのもいい。どちらもLP時代からの愛聴盤です。

(3)ダムドもピストルズもカヴァー、「クロスビート」誌のアンケートではグランジ以降のバンドがこぞってベスト1に挙げるのがストゥージズの「ファンハウス」です。ぼくも高校時代に買ってやられました。
ジェリコイスラエル系移民のイギリスのバンド。これは72年のアルバムですが並のパープル系をしのぐ豪快なギターがたまりません。「マシン・ヘッド」と同じ年の音とは思えません。ヴォーカルはイアン・ギラン系ですが、歌に入る前の2分半のギターはZeppでもパープルでもサバスでもない、このバンドだけが持っていた新しいHRの可能性だったと思います。