人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

2018-11-18から1日間の記事一覧

現代詩の起源(20); 小野十三郎の詩(5) / 小野十三郎第1詩集『半分開いた窓』(大正15年)より「野鴨」「断崖」

[ 小野十三郎(1903-1996)、大正15年=1926年、第1詩集『半分開いた窓』刊行の頃、23歳。] 第1詩集『半分開いた窓』(私家版) 大正15年(1926年)11月3日・太平洋詩人協会刊 野 鴨 僕はあの蘆間から 水上の野鴨を覗ふ眼が好きだ きやつの眼が大好きだ 片方の眼を…