人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

通院日記(12月25日火曜・小雨)

いつもは月曜が予約日だが今週は天皇誕生日の振り替えで休診、年始はまだ休診なので間が開きすぎる。そこでまとめて内科も精神科も火曜日になった。歯科も入った。挨拶まわりのようで面白い。
祝日明けで多少混んではいたものの、内科受診の後精神科にまわると予約時間の10分前だった。もっとも呼ばれたのは30分押しで、ここでは珍しい。医療機関の待合室では大概携帯禁止だがこの精神科では(通話以外)OKなのでメモ帳を整理したり、書きためてあるブログ記事を校正していれば30分などあっという間に過ぎる。
「佐伯さん」
「はい。おはようございます」

精神科の診察室には医師しかいないのが普通だから、看護婦がドアを閉めてはくれない。最初のうちは言われるまでドアを閉められず、なぜか真横を向いていた。医師に指摘されて拘置所入獄中の習慣がそうさせているのに気づいた。囚人はドアを開閉してはならず、刑務官がそうしている間は壁に向いていなければならない。
そんなこともあったな、と思いながらまず内科の血液検査結果を内科の先生(歯科衛生士さん曰く「船越英一郎似」)の所見ともども報告。服薬継続中ではあるが、尿酸値はすっかり標準値ど真ん中になった。中性脂肪はあと一息で、まだ肝臓に脂肪が溜まった状態だろう、とのこと。「非常に悪い」から1年かけて「やや悪い」程度になったわけだ。体重!55kg→75kgになっていたのが、62.5kgまで落とせた!T170cmだからベスト体重の範囲内だろう。ぼくは筋肉質ではないがウルトラマン体型で、スタイルはいいのだ。

「訪問のアベさんの報告にもあったけど、今は落ち着いているでしょう?」
「はい。いろいろなことに考え方や感じ方が変ったと思います。アベさんには落ち込んでいることがなくなった、と言われましたが、去年の女性はともかく、娘たちのことなんか今でも思い出さない日はない。でもすぐ、今の自分自身の目先のことに気分を切り替えられるようになりました」
「やはり時間かな…前は一日中苦しんでいたよね」
「今はすぐ、読書したりブログの作文したり夜食の料理したり、自分のことに気持を切り替えています」

歯科は「こっちの歯は直せないかもしれませんよ」と言われながら逆の奥歯の治療になる。プレゼントのタルトはとても喜んでもらえた。クリスマスと「よいお年を」の一日だった。