人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

中途覚醒の現状

この最近は体調か軽鬱か、どちらもかが原因で中途覚醒早朝覚醒がある。重鬱や重躁なら完全な睡眠障害に陥るから、較べればまだマシとも言える。ぼくの場合は睡眠障害は必ず食欲不振を伴うから、入退院を繰り返していた頃には何度か生命の危険があった。あの時死んでいたらと思えば今生きているのはオマケみたいなものだ。これを主なる神のおぼしめしと言わずしてなんと言うべきか。

最近はだいたいこんな具合だ。寝ついてから3~4時間で中途覚醒し、また3~4時間寝直すが、一度起きた後だから眠りは浅く、合計すれば十分な睡眠時間なのに日中だるくて仕方なく、不規則に激しい睡魔に襲われる。
中途覚醒がない時はいやな感じで早朝覚醒になる。朝六時に目覚めても、用事がある日ですら通院や買い物には早すぎる。とりあえず昼食までは起きていて昼寝する。だるくて眠いのは中途覚醒と変わらない。

この二年間は入院もせず自宅療養で安静を保っているが(社会活動や人間関係を一切断っていることも病状安定には大きい)、躁鬱病の人間にとって危険なのは躁病相で、ストレスをきっかけにコントロールのきかない状態に陥ってしまう。鬱では自覚症状は保たれる上に活動そのものが低下するから、軽鬱程度なら安定には望ましいので、気分の高揚よりは鬱気味を維持するのが治療方針になる。

躁鬱病は診断が難しく、ほとんどが初診からしばらくはストレス性障害、それが続くと鬱病、そのうち躁病相が現れてようやく躁鬱病(双極性障害)と診断される(ぼくもそうだった)。これまでも何度か書いてきたことだが、おさらいしておこう。

双極性障害は躁鬱が明確な1型と鬱が長い2型があり、2型は女性に多く躁病相も軽度な上に躁自体に病相の自覚がないから診断を納得できない人も多い。ぼくは1型で大爆発するから躁病相から鬱に戻ると記憶喪失が回復するように病相時の行動の記憶が戻る。

躁鬱病のサイクルはだいたいそういうものだが、この二年間は大病こそないものの軽鬱特有の軽度の睡眠障害はあった。だいたい一~二週で回復するのだが、今回は五月の連休以来となかなか治らない。
そこで昨日から睡眠剤が変更し、中程度に作用が長い薬と説明されたが、深夜一時に寝ついて午後まで眠っていた。中途覚醒早朝覚醒は解消したがこれでは用事のある日は困る。次回の通院で相談しよう。