だが80位あたりからはかなりくだけたリストになってきた。あいかわらずムラのあるリストだが、それまでのバラつきが批評的意味でのバランス調整だったのに対し、自然に選者たちが好みを出しているうちに適度にロックに収斂するアメリカ商業音楽の分布図ができてきた。ただしイギリスや日本ではまったく異なるリストになるだろう。
今回の20枚では121～128位のどれもいい。モビー・グレイプはテレヴィジョン経由で知った。サバスの「パラノイド」と「サタデー・ナイト・フィーヴァー」サントラ、ブロンディの140位も嬉しい。
121.モビー・グレイプ
122.パール(ジャニス・ジョプリン)
123.キャッチ・ア・ファイア(ボブ・マーリィ)
124.昨日よりも若く(ザ・バーズ)
125.淫力魔人(イギー・アンド・ザ・ストゥージズ)
126.リメイン・イン・ライト(トーキング・ヘッズ)
127.夢のカリフォルニア(ママス・アンド・パパス)
128.マーキー・ムーン(テレヴィジョン)
129.40グレイテスト・ヒッツ(ハンク・ウィリアムズ)
130.パラノイド(ブラック・サバス)
131.サタデー・ナイト・フィーヴァー(サウンドトラック/ビー・ジーズ他)
132.青春の叫び(ブルース・スプリングスティーン)
133.レディ・トゥ・ダイ(ノトーリアス・B.I.G.)
134.スランテッド・アンド・エンシャンテッド(ペイヴメント)
135.グレイテスト・ヒッツ(エルトン・ジョン)
136.Tim(リプレイスメンツ)
137.ザ・クロニック(ドクター・ドレー)
138.リジュヴェネーション(ザ・ミーターズ)
139.オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド(U2)
140.恋の平行線(ブロンディ)
