70年代サバス8年間8枚のアルバムのうち、初期六作のアルバムは二年のブランクをおいた前作でさえ全作が傑作と言えるものだった。ツェッペリンには及ばないものの英米ではパープルを凌ぐ人気バンドだったのもアルバムの安定した出来、不動のメンバー、チャート実績から納得できる。パープルは人事異動やアルバムの出来不出来がヒープ同様多かった。
だが前作から一年後の76年10月に発表された「テクニカル・エクスタシー」は唖然とするほど軽量級の作品だった。ライヴのレパートリーになった曲を上げるがこれまでとの差は歴然、デビュー以来初めてトップ10外の13位と低迷。このアルバムの実験は次作で結実するが、今回は失敗した。
[Black Sabbath-Gipsy]'76
http://m.youtube.com/watch?v=_aT8J9jkIA0&guid=ON&hl=ja&gl=JP&client=mv-google
[Rock'n'Roll Doctor]
http://m.youtube.com/watch?v=tqjB3t3Lvas&guid=ON&hl=ja&gl=JP&client=mv-google
[Dirty Woman]
http://m.youtube.com/watch?v=ld1eDfaZDm0&hl=ja&gl=JP&client=mv-google&guid=ON
そして77年9月脱退、78年1月再加入したオジー入りサバス70年代最後のアルバムは78年10月発表、全英12位と前作と大差ないが実は79月6月脱退・81年1月ソロデビューしたオジー、80年代サバス両者の方向性が垣間見える作品。おそらくモントローズの感化から、新人ヴァン・ヘイレンとも異なる形で新しいハード・ロックを志向している。
[Never Say Die]'78
http://m.youtube.com/watch?v=NpmXJtm7YCk&client=mv-google&guid=ON&hl=ja&gl=JP
[Hard Road]
http://m.youtube.com/watch?v=cu5UsJze5f4&fulldescription=1&guid=ON&gl=JP&client=mv-google&hl=ja
(続く)