今朝は先週の採血検査を訊きに精神科の受診前に隣の内科に寄った。問診前に体重測定。着衣で70キロ。先週と同じ。まあ一ヶ月で五キロ落としたことだし、前月のコレステロールは順調に落ちてたし。
名前を呼ばれて診察室に入るといきなり「電話番号変わった?」と訊かれる。「はい、前回入院した時に」「電話したんだよ、大変な結果だったから」「そうなんですか」
「この尿酸値。もう痛風になっていてもおかしくないくらいだ」なるほどそれで服薬を急がせるための電話だったのか。ついでに中性脂肪も高い。コレステロール吸収阻止(高コレステロール治療に)、コレステロール生成阻止(高中性脂肪治療に)、尿酸生成阻止(高尿酸血症治療・痛風予防に)と三種を処方された。
メンタルクリニックで検査報告書見せると主治医に苦笑された。ぼくは体のほうは治るのも崩すのも早い。「あちらの先生にはどう言われたの?」
「食事でしょう、と言われました。それから、生涯治療だって」
「うん。その通り。ここにもあるだろ」と主治医は精神治療パンフの「自分の判断で勝手にやめてはいけません。医師の指示通りきちんと服薬を続けることが大切です」を指した。はいはい、わかってます。
「ぼくはきちんと服薬していますよ。粗食だし」
「粗食でかえって糖尿病が進む人もいるよ。カロリーを吸収しやすい体になってしまって。やはり運動と野菜だな」
「ワカメと納豆、豆腐くらいしか食べてません」
「うむ…野菜は割高だし日持ちもしないから難しいとは思うが。それにしてもこんな尿酸値、医者になって初めて見たよ」
「標準値上限の倍ですね。そんなにすごいんでしょうか?」
「今ここで発作起こして悶え苦しんでいてもおかしくないよ」
「そうですか」とぼくも苦笑して、「不幸中の幸いでした」
薬局で中性脂肪・高尿酸血症のパンフレットを眺め、ぼくは皮下脂肪の肥満はないから血液が濃厚なんだな、と気持の悪いことを考える。1日2リットルの水分か。運動…。
名前を呼ばれてカウンターに向かう。ここはローテーションで不在でもない限り同じ薬剤師さんが担当になる。「尿酸値高いんですか?」検査結果見ますか?見たいというので見せるとメモしているので「下がったらデートしてください」と言ってきた。もちろん冗談じゃなくて本気だ。